アップル、オラクルのOpenJDKプロジェクトに参加|IT業界動向|トピックス|Computerworld

CW_Welcomeバナー

header_cwr_head_mid_fl_logo

CW_ウルトラバナー_Topics02

CW_ウルトラバナー_Topics04

CW_ウルトラバナー_Topics05

CW_ウルトラバナー_Topics06

CW_ウルトラバナー_Topics07

CW_ウルトラバナー_Topics08

IT業界動向

RSS

アップル、オラクルのOpenJDKプロジェクトに参加

JavaアプリがMac App Storeで提供されるかはまだ不明
(2010年11月15日)

 米国Oracleと米国Appleは11月12日、Mac OS X用OpenJDKプロジェクトを発表した。OpenJDKは、Java Platform, Standard Edition(Java SE)のオープンソース実装。Appleは、OracleのOpenJDKプロジェクトに参加し、「Mac OS XにJava SE 7を実装するために必要なほとんどの主要コンポーネント、ツール、およびテクノロジー」を同プロジェクトに提供するという。

 これにより、OpenJDKは有力な支持企業をまた1社獲得したことになる。IBMも先月、OpenJDKを中心にオープンソースJava SE開発が進むようにOracleに協力していくことを発表している。

 Appleは、「32ビットおよび64ビットのHotSpotベースJava仮想マシン、クラス・ライブラリ、ネットワーキング・スタック、新しいグラフィカル・クライアントのための基盤」をOpenJDKプロジェクトに提供すると述べている。

 「Mac OS XでJavaが使えることは、クロスプラットフォームを標榜するJavaプラットフォームにおいて重要な意味を持つ」と、Oracleの開発担当シニア・バイス・プレジデント、ハサン・ラズビ(Hasan Rizvi)氏は声明で述べている。「Java開発者コミュニティは、最先端のJava環境を今後も安心してMac OS Xで使い続けることができる」

 Appleは、「今後もMacで最先端のJavaが利用できることを保証するためOracleと協力していくことを嬉しく思う」と、Appleのソフトウェア・エンジニアリング担当シニア・バイス・プレジデント、バートランド・サーレイ(Bertrand Serlet)氏は声明で述べている。「われわれのユーザーが常に最新かつ最もセキュリティの高いJavaを利用できるための最良の方法は、Oracleから直接入手することだ」

 またAppleは、Mac OS X Snow Leopard用および次期リリースのMac OS X Lion用に今後もJava SE 6を提供する。Mac OS X用のJava SE 7と将来のバージョンのJavaは、Oracleが提供する。

 Javaに対するAppleの長期的なコミットメントは先月以降、疑問視されるようになっていた。AppleがMac OS X 10.6 Update 3での最新Javaランタイムのリリースに際して、今後、AppleのJavaランタイムは廃止される可能性があることを明らかにし、「開発者は、Appleの提供によるJavaランタイムがMac OS Xの将来のバージョンに含まれることを当てにしてはならない」と述べたからだ。

 12日の発表を受け、Appleのこの言葉は新しい意味を帯びることになった。

 「私の解釈では、Appleは、MacでJavaをサポートする作業の大部分を肩代わりしてもらえるように、これまで行ってきたJava関連投資の成果の大部分を、OpenJDKプロジェクトに喜んで提供しようとしている」と、米国Forrester Researchのアナリスト、ジェフリー・ハモンド(Jeffrey Hammond)氏は電子メールで述べた。「今回の展開はAppleにとって好都合だ。自社の負担を軽減できるからだ。Oracleにとっても、OracleがJavaの実装をコントロールするプラットフォームがまた1つ増えるという点で好都合だ」

 しかし、1つ大きな疑問が残っていると、ハモンド氏は付け加えた。

 「今回のプレスリリースでは、将来のMac OS Xで導入されるアプリ・ストア『Mac App Store』で、Javaアプリケーションがサポートされるのかどうかを巡るスタンスの変更は表明されていない。JavaアプリケーションがMac App Storeで提供されることは、JavaがMac上で将来にわたって有益な役割を果たしていくうえで、きわめて重要だ。時間が経てば、今回の動きが、Javaに対するAppleの姿勢が根本的に変わったことによるものなのかどうかがわかるだろう」

 この点についてAppleのコメントは現時点で得られていない。

(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)

記事詳細テキストバナー

ページの先頭へ戻る