iPad 2のデザイン情報漏洩で、3名の被告に実刑――主犯格は懲役18カ月|IT業界動向|トピックス|Computerworld

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iPad 2のデザイン情報漏洩で、3名の被告に実刑――主犯格は懲役18カ月

盗まれた情報は保護ケースの製造に“活用”
(2011年06月17日)

 中国の裁判所が3人の被告に対し、米国Appleの「iPad 2」のデザインに関する情報を盗んだとして懲役を申し渡した。盗まれた情報は、同タブレットが発売される何カ月も前に保護ケースを製造する目的で使用されたという。

 深セン(センは土へんに川)宝安人民法院は6月、3名の人物が協力し、Appleのサプライヤーである中国のFoxconn Technology Groupから企業秘密を盗んだと判決を下した。Foxconnは中国にある工場でiPadを製造している。

 窃盗計画は2010年7月に始まった。中国の電子機器会社トップであるシャオ・チョンソン(Xiao Chengsong)氏がFoxconn元社員のホウ・ポンナ(Hou Pengna)氏に接触し、iPad 2のデザインについて情報を取得するよう持ちかけたのである。

 ホウ氏は、Foxconnの研究開発部門長だったリン・クーチョン(Lin Kecheng)氏に2万元(約3,090ドル)を渡した。その見返りとして、リン氏はiPad 2のケース・デザインに関するドキュメントを提供したという。シャオ氏が経営していたMacTop Electronicsは、この情報を利用して100個以上のiPad 2外装保護ケースを製造し、Web上で宣伝を行った。

 それぞれの被告に科せられた刑罰は、シャオ氏が懲役18か月および罰金15万元、リン氏が懲役14か月および罰金10万元、ホウ氏が懲役1年および罰金3万元となっている。

 シャオ氏とMacTop Electronicsにコメントを求めたものの、回答は得られなかった。

 Foxconnは、「社内のセキュリティ問題については話せないが、当社は顧客のものと同様みずからの知的財産を保護する責任をきわめて重く受け止めており、あらゆる侵害に対して取りうる適切な対策はすべて実施している」と声明の中で主張した。

 深セン宝安人民法院は6月14日に判決を下した。同裁判所によれば、盗まれた企業秘密に伴う研究開発費は206万元に相当する見積もりになるという。

 iPad 2保護ケースの商品一覧は、2010年に中国のEコマース大手Alibaba Groupによって同社サイトに掲載された。もっともAlibabaは、リストの掲載を取り止めるよう要求を受け、これに従っている。

(Michael Kan/IDG News Service北京支局)

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