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ビジネスオブジェクツ、SaaS開発ベンダーのエヌサイトを買収へ

(2006年12月04日)

 米国ビジネスオブジェクツは12月1日、SaaS(Software as a Service)技術の開発企業である米国エヌサイト・ソフトウェアを買収することを明らかにした。エヌサイトの製品/技術と自社のビジネス・インテリジェンス(BI)製品ラインとの統合を図る。

 今回の買収は、SaaSと呼ばれる新しいASPサービスへの関心の高まりが背景にある。ビジネスオブジェクツは今後、エヌサイトが有するSaaS技術の一部を自社の製品ラインに組み込み、BIアプリケーションをサービスとして提供するという。

 なお、買収額などについては、ビジネスオブジェクツは明らかにしていない。

 エヌサイトは、「On Demand Enterprise」というオンデマンド・アプリケーション開発キットを主力製品とするベンダーだ。また、見積もりや販売管理などの業務アプリケーションをオンデマンドで配信するプログラム向けのライブラリ「Application Center」や、SaaSアプリケーションのカスタマイズ用ツールも提供している。

 さらに、セールスフォース・ドットコムのオンデマンドCRM製品にWebサービス・インタフェース経由で接続できることも、エヌサイト製品の強みだ。セールスフォース・ドットコムは、SaaSの分野で急成長を続けているベンダーの1社である。

 ビジネスオブジェクツは今年4月、Webブラウザ上で業務報告書を作成/共有できる同社初のオンデマンド・サービスを、同社が運営するWebサイト「CrystalReports.com」で開始した。だが、現在のところ同サービスに登録している約7,000の顧客の多くは従業員数が10名以下の小規模企業であり、大口の有料顧客を増やすことがビジネスオブジェクツにとって課題とされていた。

 ビジネスオブジェクツは、エヌサイトの既存顧客2万7,000人を引き継ぎ、エヌサイト製品の販売とサポートを継続するとしている。

(ジェレミー・カーク/IDG News Service ロンドン支局)

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