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グーグル、フィード配信/広告サービス企業のフィードバーナーを買収

急成長中のフィード広告サービスを強化
(2007年06月04日)

 米国グーグルは6月1日、コンテンツ・フィードの配信および広告サービスを提供する米国フィードバーナーを買収することを明らかにした。買収額は明らかにしていない。グーグルは今回の買収により、十分とは言えなかったフィード広告への取り組みを強化する。

 フィードバーナーは、買収された後も、従来の業務、およびサービスへの新規加入の受付を継続するとしている。一方、グーグルはフィードバーナーの技術を自社の多数のサービスに統合する見込みだ。

 今回の買収は、RSS/Atomフィードを通じて配信されるWebコンテンツや広告の大幅な増加が背景にある。グーグルは、フィードバーナーの買収により、広告の配信対象を拡大できると考えている。

 グーグルの製品管理担当バイスプレジデント、スーザン・ウォイッキ氏は記者会見で、「40万以上のパブリッシャーを含んだネットワークを擁するフィードバーナーは、得意なブログ向けの分野を中心に、グーグルの広告サービス『AdSense』の下で広告を提供するパブリッシャー・ネットワークの強化に貢献するだろう」と述べている。

 ウォイッキ氏によると、グーグルのサービスを利用している広告主は、今回の買収により、広告枠と広告配信プラットフォームの拡大というメリットを得るという。「われわれは、フィードバーナーの買収が、インターネットのユーザー、パブリッシャー、広告主の利益になると考えている」(ウォイッキ氏)

 フィードバーナーは2003年に設立された非上場企業で、現在は約30人の従業員を擁している。同社はベンチャー・キャピタルから約1,000万ドルの資金を調達しており、グーグルに買収された後も、引き続きシカゴで業務を行う予定だ。

 フィードバーナーはかねてから、パブリッシャーと広告主がオンライン・メディア配信の複雑化に対応するのを支援しており、それは今後も変わらないとしている。フィードバーナーのCEOで共同創業者のディック・コストロ氏は、「当社は、パブリッシャーのために適切なメディアを適切な相手に提供し、そのプロセスと結果の測定評価を行うことにフォーカスしている。今回の買収は、われわれのビジョンとグーグルのビジョンを統合し、世界中に散らばる情報の組織化に取り組む大きなチャンスだ」と語った。

 もっとも、パブリッシャーや広告主は、これまでも両社のサービスを一切の制約なく自由に利用できた。そのため、買収の真のメリットがはっきりするのは、両社のサービスとオペレーションが実際に統合された後になる。

 「われわれは現在、両社のサービスをどのように統合するかを詰めているところだ。AdWordsを利用する広告主が、フィードに広告を簡単に掲載できるようにしたいと考えている。また、フィードバーナーのサービスを利用するパブリッシャーにも、グーグルのサービスにアクセスしてもらえるようにしていきたい」(ウォイッキ氏)

 ウォイッキ氏は、フィードバーナーのサービスと商品が、グーグルのフィード・リーダ「Google Reader」や、サイト・アクセス状況の追跡サービス「Google Analytics」を補完する可能性があるとしている。

(ホアン・カルロス・ペレス/IDG News Service マイアミ支局)

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