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グーグル、ジンクの買収で携帯電話向けサービスを拡充へ

ジンクのモバイルSNSをベースにサービスを開発
(2007年10月01日)

 米国グーグルは9月28日、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)プロバイダーのジンクを買収すると発表した。グーグルは携帯電話向けサービスの拡充を進めており、ジンクの買収はその一環と見られる。

 グーグルの広報担当者は電子メールでの発表で、「当社はジンクの特定の資産と技術を買収した。これらの資産が、われわれのユーザーと広告主、パブリッシャーにとって有益な製品と新サービスの開発に役立つと考えている」と述べている。

 グーグルが発表した声明とあわせて、ジンクのサービスをグーグルが買収するとの告知がジンクのWebサイトに掲載された。その中でジンクは、既存のユーザーに対して、アカウントを継続して使用するかどうかを決めるよう求めている。アカウントはグーグルに移されることになっており、アカウントの新規登録は凍結されている。

 ジンクは2005年創業のSNSプロバイダーで、10〜20代の若者をターゲットとしたサービスを提供してきた(同社は現在のサービスを「プライベート・ベータ」の段階と位置づけている)。具体的には、携帯電話とWebブラウザで標準的なテキストおよび画像メッセージングを利用できるようにしており、特別なソフトウェアのインストールなどは必要ない。

 ジンクは自社のサービスを次のように説明している。「Zingkuでは、携帯電話のインスタント・メッセージング(IM)ツールやWebブラウザにより、共有したいものを簡単に作成したり取り込んだりできる。パーソナライズされたWebサイトと携帯電話とを連携させることも簡単だ。こうした機能を通じて、ユーザーは友人とスムーズにコミュニケーションすることができる」

 グーグルは、ジンクを買収するかなり以前から携帯電話向けサービスの拡充を推し進めてきた。例えば2005年には、ジンクと同様にモバイルSNSを提供するドッジボールを買収した。ただ、グーグルは同社のサービスのプロモーションをほとんど行っておらず、ドッジボールの創業者も今年グーグルを退社している。同氏はのちに、グーグルは同サービスに十分なリソースを投入しなかったと不満を語っている。

 今年7月のグランド・セントラル・コミュニケーションズの買収も、グーグルのモバイル戦略にのっとっている(関連記事)。グランド・セントラル製のソフトウェアは、すべての電話番号とボイスメール・ボックスを1つの電話番号に統合し、さまざまな電話機能をオンラインで管理することができる。

 また、グーグルは今年9月、13カ国(米国含む)の携帯電話向けWebページのコンテンツと広告とを自動的にマッチングする「AdSense for Mobile」の立ち上げを発表している。

(リンダ・ローゼンクランス/Computerworld オンライン米国版)

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