Yahoo! Chinaの著作権侵害上訴審、北京の裁判所が訴えを棄却
新しい著作権法の下、無許可楽曲への検索リンクを有罪と認定中国・北京の高級人民法院(裁判所)は12月20日、著作権法違反で21万元(2万8,400米ドル)の罰金を科せられたことを不服とする中国Yahoo! Chinaの上訴を棄却した。
Yahoo! Chinaは、米国Yahoo!が44%出資している中国のAlibaba.comが全額出資する企業である。Yahoo! Chinaは、著作権保有者の許可を得ていない楽曲ファイル(MP3)を自社の検索エンジンにディープ・リンクしたとして、今年1月に国際レコード産業連盟(IFPI:International Federation of the Phonographic Industry)のメンバー11社から訴えられていた(関連記事)。
この訴訟で、北京の第2中級人民法院は今年4月24日、Yahoo! Chinaを有罪とする判決を下し、IFPIが求めていた550万元を大きく下回る21万元の罰金を科したが、これを不服とするYahoo! Chinaは直ちに上訴。しかし北京の高級人民法院は20日、この訴えを棄却した。
IFPIによると、Yahoo! Chinaのサイト訪問者は、同サイトの楽曲検索エンジンを用いて、著作権で保護された音楽トラックを無許可で検索/再生できたという。
IFPIでは、中国での楽曲売上高が異常に低い原因はこYahoo! Chinaのようなサイトにあると主張している。IFPIによると、中国における2006年の楽曲売上高は約7,600万米ドルで、世界のレコード音楽売上高の1%にも満たない。中国でダウンロードされる楽曲の99%は著作権を侵害していると、IFPIはみている。
しかし、IFPIが2005年9月に中国Baidu.com(百度公司)を相手取って起こした同様の著作権侵害訴訟では、Baidu側が無罪を勝ち取った。IFPIの広報担当者であるアレックス・ジェイコブ(Alex Jacob)氏によると、IFPIは上訴したが、この訴えも20日に棄却され、Baiduは無罪とされたという。
「Baiduの訴訟は古い著作権法の下で裁かれたため、われわれの訴えは認められなかった」とJacob氏はコメントしている。
(Peter Sayer/IDG News Service パリ支局)



























