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「1TFLOPS超は業界初」――日本AMDが高性能グラフィックス・カードを発表

GPUを55nmプロセスへ微細化して高性能化を達成
(2008年01月28日)

 日本AMDは1月28日、55nm(ナノメートル)プロセスのGPUを搭載したグラフィックス・カードの新製品「ATI Radeon HD 3870 X2」の出荷を開始したと発表した。


米国AMDのデスクトッププロダクトマーケティング プロダクトマネジャー、Arun Sabnis氏

 同製品は、高性能なグラフィックス処理が求められるCGアニメーションやゲーム市場向けであり、1TFLOPS以上の演算性能を誇る。発表に際し、来日した米国AMDのデスクトッププロダクトマーケティング プロダクトマネジャー、アルン・サブニス(Arun Sabnis)氏は、「1TFLOPSを超えるグラフィックス・カードは業界初だ」と語った。GPUの製造プロセスを55nmへ微細化したことで、トランジスタの密度が増し、ワット当たり性能が倍増したことが性能アップに貢献している。

 さらにSabnis氏は、「(Radeon HD 3870 X2で)すぐれたゲーミング・エクスペリエンスを得ることができるだろう。平均して従来製品の1.7倍、アプリケーションによっては2倍以上も性能が向上するものもある」と、Radeon HD 3870 X2の高性能をアピールした。

 演算性能の高さに加えて、Microsoftが開発したゲーム/マルチメディア処理用API「Microsoft DirectX 10.1」にいち早く対応している。また、現状ではPC向けシリアル転送インタフェース「PCI Express 1.1」への対応だが、2008年1Q後半には次期バージョンの「PCI Express 2.0」もサポートする予定だ。

 複数のグラフィックス・カードをマザーボード上に装着して演算性能を飛躍的に高めるマルチGPU機能「CrossFireX」も、2008年1Q中にサポートする計画である。Sabnis氏によれば、CrossFireXを利用することで2TFLOPSを超える演算性能が実現可能になるという。


同日、パートナー各社から「ATI Radeon HD 3870 X2」がリリースされた

 発表会では、Radeon HD 3870 X2を使用したCGアニメーション・レンダリングのデモンストレーションが披露された。デモでは、20GBクラスのデータを米国のサーバからWebブラウザ経由でリアルタイムにレンダリングして見せ、高性能なグラフィックス処理が可能である点が示された。

 Radeon HD 3870 X2の価格は300ドルから500ドルの間となる模様。同製品に先駆けて1月23日には、メインストリーム市場をねらった「ATI Radeon HD 3650/3470/3450」が発表されている。Radeon HD 3650/3470/3450の価格は、すべて100ドル以下になるという。

(山上朝之/Computerworld)

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