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アップルに思わぬ難敵!? アップル製品のボイコットを訴える識者が急増中

まるで現代の蟹工船!労働者酷使の中国工場への製造委託が非難の的に
(2012年02月01日)

 Appleの製造委託先の中国工場で労働者が酷使されているとの報道が流れるなか、Apple製品のボイコットを呼びかける著名メディアのコメンテーターやコラムニストが相次いでいる。

 米国New York Timesが先週、台湾の電子機器受託製造メーカーであるFoxconnの中国工場における過酷な労働条件を報じた一連の記事がメディアの関心に火をつけた。Foxconnは中国で操業しているいくつかの工場で、AppleのiPadを含む幅広い電子機器のコンポーネントを製造している。

 New York Timesは、これらの工場について、「労働者は奴隷並みの扱いを受けており、従業員は不健康な環境で厳しい長時間労働を強いられている。西側諸国の労働者が当然と考えるような労働者の権利の多くを持っていない」と痛烈に非難している。

 また同紙は、iPad工場の爆発事故で多くの人が亡くなっており、労働者がiPhone画面の洗浄に使われる有害化学物質にさらされているとも伝えている。

 このNew York Timesの報道を受け、多くのメディアのコメンテーターやコラムニストが、 Apple製品のボイコットを消費者に呼びかけている。

 もっとも、Foxconnを利用している国際企業はAppleだけではなく、Foxconnの労働条件がメディアに取り上げられたのも今回が初めてではない。

 Microsoftは今年1月、中国湖北省の武漢にあるFoxconn工場のXbox 360組み立てラインで働く150人が、集団自殺を盾に抗議を行ったという報道に対応しなければならなかった。Microsoftは、この抗議は労働条件を問題にしたものであり、人員配置と異動に関するポリシーに関連していたと説明した。

 また、Foxconnでは2010年に、従業員が虐待されていると中国メディアから報じられていた中で、従業員が相次いで自殺するという事件も引き起こしている。同社は中国工場の閉鎖を検討したとも報じられたものの、労働者の給与を20%引き上げることに応じた。また、高い建物からの飛び降り自殺を防ぐための安全ネットも設置した。

 一方、2011年5月には、中国四川省成都の同社工場で起きた爆発事故で多くの労働者が命を落とした。この事故は、AppleのiPad 2が製造されていたこの工場の研磨作業場で発生した。アルミニウム粉末が充満していたことが原因と考えられている。

 「9to5Mac」サイトの記事によると、Appleに対する非難を受けてCEOのティム・クック(Tim Cook)氏は、社員に宛てた電子メールで、Appleは、世界のサプライチェーンで働くすべての人に配慮していると述べた。

 「われわれが配慮していないという指摘は明らかな間違いであり、われわれに対する不当な攻撃だ」と同氏は記している。

(Sophie Curtis/Techworld.com)

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