フェイスブックが上場申請――50億ドルの資金調達を見込む
申請書類から売上高や利益、アクティブ・ユーザー数などの実態も明らかに米国Facebookは2月1日、株式公開会社となるための申請書を提出した。これに伴い公表された財務情報は、同社サービスの社会現象的な成長を裏付けるものだった。
同社によるIPO(新規株式公開)は、ここ10年間に行われた公募の中でも最も大きな期待を集めており、調達金額は50億ドルに達する見込みである。
米国証券取引委員会(SEC)が受理した書類によると、本IPOの引き受け企業には、Morgan Stanley、J.P. Morgan、Goldman Sachsとその他3社の金融機関が指名されているという。
一般公開用のSEC提出文書はここで参照できるが、IPOの申請日は明記されていない。なおFacebookは、株式の初値予想もまだ発表していない。
申請書類から、同社の2011年売上高が37億ドルで、2010年の20億ドルから大きく増加したことがわかった。純利益は2010年が6億600万ドル、2011年が10億ドル。2009年を見てみると、売上高は7億7,700万ドルで、純利益が2億2,900万ドルだった。
型破りな人物と言われるマイケル・ザッカーバーグCEOは、2004年にハーバード大学の寮の一室でFacebookを興した。同サービスの登録ユーザー数は2008年に1億人を超え、現在は8億4,500万人まで拡大している。FacebookがSECに提出した文書には、2011年12月におけるデイリー・アクティブ・ユーザー数は4億8,300万人で、前年同期の3億2,700万人を軽く更新したと書かれていた。
同文書によれば、2011年のザッカーバーグ氏の年収は150万ドル。最高執行責任者(COO)を務めるシェリル・サンドバーグ(Sheryl Sandberg)氏の基礎年収は29万6,000ドルだが、ボーナスや株式付与を含めた2011年の総収入額は3,090万ドルに上った。
ザッカーバーグ氏はSECへの提出書類に同封した書簡の中で、会社にするつもりでFacebookを作ったわけではなく、人々を結ぶサービスを目指していたと語っている。
「偉大な人物のほとんどが、すばらしいものを創造すること、その一部になることをまず第一に気にかける。だが彼らは、それと同時に利益をあげようという気持ちも抱いている。わたしは、チームや開発者コミュニティ、広告市場や投資ベースといったものを創り上げる過程を通して、強力な経済エンジンときわだった成長力を持つ強い企業を生むことが、重要な問題を解決するために人々をまとめる最善の方法であるとの深い認識を得た」(ザッカーバーグ氏)
そしてザッカーバーグ氏は、こうも述べている。「端的に言うと、われわれは金を稼ぐ手段としてサービスを作っているのではなく、よりよいサービスを作るために金を稼いでいるのだ」。
(Cameron Scott & Grant Gross/IDG News Service)




























