デル、セールスフォースのオンデマンド開発基盤「Force.com」の3年間利用を契約|技術/業務提携|トピックス|Computerworld

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技術/業務提携

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デル、セールスフォースのオンデマンド開発基盤「Force.com」の3年間利用を契約

セールスフォースにとって過去最大規模の大口契約
(2008年08月22日)

 米国Dellが、米国Salesforce.comと向こう3年間、同社のオンデマンド・アプリケーション開発プラットフォーム「Force.com」を利用して、全世界の従業員向けのアプリケーションを開発する契約を結んだことがわかった。Salesforce.comが8月20日に行った四半期決算発表の電話会見で、同社会長兼CEOのマーク・ベニオフ(Marc Benioff)氏が明らかにしたもの。

 ベニオフ氏は会見で、「この契約はSalesforce.comにとって過去最大規模の大口契約だ」と述べた(関連サイト)。なお、契約の金銭的条件については明らかにしなかった。


Salesforce.comのアプリケーション「Ideas」をベースに開発されたDellの顧客向けサイト「IdeaStorm.com

 両社はこれまでにも取引関係があった。DellのWebサイト「IdeaStorm.com」は、Salesforce.comのアプリケーション「Ideas」をベースにしており、Dellの世界各拠点の営業部門はSalesforce.comの営業支援システム「Salesforce」を利用している、とベニオフ氏は強調した。

 「Dellの主要ソフトウェア・プロバイダーと協力して、Dellの社内アプリケーションの一部をForce.comに移植するなど、過去の積み重ねの結果、われわれはDellの主要なITベンダーの1つになった。こうした実績が、今回のエンタープライズ・ライセンス契約の締結に結びついた」(同氏)

 ベニオフ氏は、今回の契約により、Dellが社内のツール環境をForce.comに全面的に置き換えるのか、あるいは、全社に導入するアプリケーションを作成するだけなのかは明らかにしなかった。

 21日時点でDellからのコメントは得られていない。

 米国The 451 Groupのアナリスト、チャイナ・マーテンズ(China Martens)氏は、「Force.comを使った開発に本格的に取り組む大企業顧客を獲得することは、Salesforce.comにとって非常に重要だ。これまで、Force.comを本格的に採用している企業は、CentiveやXactlyのようなSMB(中堅中小企業)向けSaaSベンダーや、Codaなどのような、SaaSビジネスへの迅速な進出を目指す中堅企業向けオンプレミス(自社運用型)アプリケーション・ベンダーが多かった」と指摘する。

 同氏は加えて、「Dellはこれまで『当社では、サードパーティ・ベンダーのERPに依存することなく、独自のアプリケーションを開発している』と胸を張っていたが、今回の契約により、Salesforce CRMを自社の営業担当者のニーズに合わせて、大幅にカスタマイズしようとしているのかもしれない。一方、Salesforce.comにとっても、Dellのような大企業顧客は、Force.comを使った開発の検証に役立つ存在となるだろう」と述べている。

 そのほか、ベニオフ氏は電話会見で、Force.comの登録開発者数は、現在約10万人に上り、これまでに8万以上のカスタム・アプリケーションの開発に使用されてきたと述べた。

(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)

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