グーグル、Google音楽検索で楽曲の試聴を可能にすると発表
複数の音楽サービスと提携、ユーザビリティを向上米国Googleは10月28日、複数のパートナーとの提携による音楽検索機能の改善策を発表した。より適切で、有益な検索結果を提供できるようにするのがその目的だという。
今回Googleは、音楽ストリーミング・サービスの「Lala.com」や、米国MySpaceが所有する音楽SNS「iLike」などとのパートナーシップにより、音楽や楽曲に関する検索結果に「試聴リンク」を追加する。さらに、「Pandora」「iMeem」「Rhapsody」といった音楽サイトにあるミュージシャン/楽曲情報へのリンクも提供されるほか、「曲のタイトルはわからないが、歌詞の一節はわかる」場合に役立つよう、歌詞の一部からの検索能力を向上させるとしている。
ただし検索結果には、楽曲を直接購入できるリンクは含まれない。Google広報担当者によれば、「ユーザー自身が、リンクから個々のパートナー・サイトにアクセスしたうえで購入手続きを行う必要がある」という。
「今回発表されたパートナーシップは、Googleの検索エクスペリエンスを強化し、パートナーのサイトに対するトラフィックを増大させることが目的であり、金銭的な意味を帯びるものではない。つまり、彼らとの提携によってGoogleが紹介料や販売手数料を得ることもない」(広報担当者)
新しい音楽検索機能は、数日以内に米国内で利用可能になる予定だ。他国のユーザーがこの機能を使うことはできない。
収益ではなくユーザビリティ向上が目的
10月28日付けのGoogle公式ブログへの投稿によると、現在、ミュージシャンや楽曲に関する検索クエリは1日数百万件にも上るのだという。同社では、今回の音楽検索機能の改善には大きな意義があると主張している。
また、Googleでは今回の試みについて、音楽検索において検索エンジンの性能を引き上げる大きなプロジェクトの「第一歩」にすぎないという。広報担当者によれば、現在のGoogle検索では、音楽関連クエリに対してアーティストのディスコグラフィを表示する程度のことしかしていないと述べた。
Googleは2007年5月から、広範かつ長期的な「ユニバーサル・サーチ」計画を進めており、今回の音楽検索改善はその一環とされている。同社はこの計画のもと、検索結果に一般的なWebページだけでなく、ビデオや画像、最新ニュース、地図など多様な情報も組み込むようなくふうを施してきた。
Web調査会社のExperian Hitwiseの調査によると、Googleサイト上で先週1週間の間に検索された上位1,000キーワードのうち、音楽に関係するキーワードは6%を占めた。さらに、すべてのGoogleビジターのうち、約1.5%がGoogleから音楽カテゴリに属するサイトにアクセスしたという。
Experian Hitwiseの10月28日付けブログ投稿によると、音楽サイトに対する総検索件数の30%をGoogleが占めており、あらゆる検索エンジンのトップに立っている。2位のYahoo! とは5倍もの差が付いているという。
(Juan Carlos Perez/IDG News Serviceマイアミ支局)






















