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ノキアのWibree技術がBluetooth規格に統合

低消費電力版Bluetooth規格として来年上半期には仕様が確定
(2007年06月13日)

 フィンランドのノキアとBluetooth規格の標準化団体「Bluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)」は6月12日、ノキアが開発した超低消費電力の近距離無線通信技術Wibreeを、Bluetooth規格に統合することで合意したと発表した。

 Bluetoothは主にキーボード、マウスといった大型デバイスとPCを接続する技術として利用されている。一方、Wibreeは小型で超低消費電力を特徴としていることから、統合後は腕時計やセンサーなど、ボタン電池で駆動する小型デバイスなどの接続に利用されることになりそうだ。

 Wibreeは半径10メートル以内で1Mbpsの無線通信が可能。周波数帯は、Bluetoothと同じ2.4GHzを使用する。

 今回の合意により、Wibreeは腕時計やセンサーなど、Wibree対応の小型デバイス間でのみ通信ができるシングル・モードと、Bluetooth対応デバイスとも通信が可能になるデュアル・モードが開発されることになった。

 ノキアでテクノロジー・アウトライセンシング責任者を務めるハッリ・テュリマー氏によると、Wibreeの開発はかなりの段階まで進んでおり、すでにプロトタイプの相互運用テストも始まっているという。

 なお、Bluetooth SIGのエグゼクティブ・ディレクター、マイケル・フォーリー氏は、Bluetoothに統合されたWibree(低消費電力版Bluetooth規格)は、「Near Field Communications(NFC)」と競合する技術になるとは考えていないとコメントしている。

 NFCはソニーとオランダのフィリップスが共同で開発した短距離無線通信規格で、主に非接触型決済システムでの利用を想定しているものだ。すでに一部の携帯電話に搭載されている。

 Bluetooth SIGによると、超低消費電力版Bluetooth規格の策定は、2008年上半期中に完了し、同年下半期には第1弾の製品が登場する見通しという。ちなみに第1弾の製品の大半は、シングル・モード対応のデバイスになる見通しだ。

(ジョン・ブラウ/IDG News Service ドュッセルドルフ支局)

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