400名以上の設立メンバーを集め「欧州CIO|ユーザー動向|トピックス|Computerworld

CW_Welcomeバナー

header_cwr_head_mid_fl_logo

CW_ADJUST_ウルトラバナー

CW_ウルトラバナー_Topics02

CW_ウルトラバナー_Topics04

CW_ウルトラバナー_Topics05

CW_ウルトラバナー_Topics06

CW_ウルトラバナー_Topics07

CW_ウルトラバナー_Topics08

ユーザー動向

RSS

400名以上の設立メンバーを集め「欧州CIO協会」が発足

ビジネス寄りの指針作りやベンダー依存の緩和、欧州での行動計画推進などを目指す
(2012年02月09日)

 2月8日、CIO(最高情報責任者)のための新たな協会がベルギーのブリュッセルで設立された。

 「European CIO Association」と呼ばれるこの非営利組織は、欧州7カ国をまたいで活動し、比較的大規模な多国籍企業のCIOを対象としている。

 協会の役員には、同役員会会長でドイツDaimlerグループのCIOでもあるマイケル・ゴリッツ(Michael Gorritz)氏、英国The Corporate IT Forumエグゼクティブ・ディレクターのデビッド・ロバーツ(David Roberts)氏、ドイツDeutsche LufthansaのグループCIOを務めるトーマス・エンドレス(Thomas Endres)氏、オランダHeineken Internationalのグローバル・プロセス・ディレクターであるマーテン・ブイクホイセン(Maarten Buikhuisen)氏、デンマークPostNordのCIOであるジョス・デリッセン(Joss Delissen)氏、イタリアのエネルギー企業ENIでICT担当取締役副社長を務めるジャンルイジ・カステッリ(Gianluigi Castelli)氏などが名を連ねる。

 European CIO Associationは、上級幹部レベルの専門性開発サービスの提供や、会合および情報交換会のお膳立てなどを通してCIOをサポートしていく。

 また同組織は、CIOやITサービスを利用する大企業の考え方、または提案などを、EUレベルで各国政府およびベンダー・コミュニティに対し代弁する役割も果たすという。

 The Corporate IT Forumに加盟している企業のCIOも、同組織のサービスを利用できるという。The Corporate IT Forumは、英国企業320社以上の技術者をまとめる独立系団体。

 同協会が設立された背景には、既存のプロフェッショナル・ネットワークは米国中心主義に偏りすぎ、ITベンダーに牛耳られているという欧州CIOらが感じていた不満がある。

 「技術やその利用に関する主張を一本化し、強い姿勢で各国政府に伝える体制を整えることは、欧州に拠点を置くCIOや企業にとってきわめて重要な課題だ。そうした体制を敷くことで、EUの行政面における発展を促し、法律制定に欧州企業および市場の見解やニーズを反映させられるようになる」と、European CIO Associationは語った。

 400名以上のCIOが、同協会の創立メンバーとなるそうだ。

 協会の正式な発足日は8日だが、創立者らは過去12カ月間にわたり、欧州委員会(EC)のクラウド会議に参加してきた。

 彼らは、ECが大企業やベンダーのニーズを考慮に入れないかぎり、クラウド・コンピューティングを採用しても何らかの制限が生まれてしまうと警告している。

 協会はECのクラウド戦略に、サプライヤーが保管している企業データをより強固に保護すること、自国以外の国に顧客データを保管する際の障害を取り除くこと、国境を超える訴訟を扱う司法管轄権を明確にすることなどを盛り込みたいと望んでいる。

 The Corporate IT Forumのエグゼクティブ・ディレクター、ロバーツ氏は、「ECはみずからの戦略において、セキュリティやデータ保護、ライセンシングやクラウド・サービス・プロバイダーの規制といった諸問題に関するECメンバーおよび企業のニーズに対処しなければならない。規制の枠組みはもっとグローバルなものにするべきだ。さもなくば、欧州の企業はクラウド・コンピューティングを導入できなくなるだろう」と、警鐘を鳴らした。

(Anh Nguyen/Computerworld英国版)

記事詳細テキストバナー

ページの先頭へ戻る