「国内SaaS市場は黎明期から揺籃期に」――IDCが調査で指摘
カスタマイズ要求の低いコラボレーション・ツールなどから導入が進むと分析IDC Japanは、国内SaaS市場の需要動向に関する調査結果を発表した。これによると、2007年の国内SaaS/ASPの導入率は5.8%、現在SaaS/ASPを未導入だが、今後の利用に前向きな企業は45.6%となっており、SaaS/ASPへの注目度が高いことがわかった。
同調査では、今後、新規導入またはリプレース予定のシステムにおけるSaaS/ASPの導入検討率は17.5%という結果が出た。ここからIDCでは、SaaS/ASP市場は黎明期から揺籃期へ移行していると見ているという。
SaaS/ASP選定時の重要項目は「堅牢なセキュリティ対応」「費用対効果」「カスタマイズの容易性」、SaaS/ASP利用阻害要因では「基幹データを外部に預けることが心配」「セキュリティが不安」「カスタマイズの柔軟性に欠ける」が、それぞれ選択肢として回答率の上位3項目に挙げられた。
SaaS/ASPで利用したいサービスついては、「カスタマイズ不要または容易なグループウェアや社内blog、SNSなど」が回答率36.7%で突出して高い結果となった。また、回答率が20%以上だった選択肢は「セキュリティなど自社対応に負荷が高い部分」「ビジネス変化が激しく顧客との連携が必要なフロントエンド部分(CRMなど)」「コンプライアンスのような新しくITを追加しなくてはならず継続投資が必要な部分」となった。
この結果から、SaaS/ASP市場は、当面、カスタマイズ要求の低いコラボレーション・ツールや、特に中小企業において自社対応の負荷が高いセキュリティ部分、ビジネス変化や継続的な新規投資が必要な基幹システムの周辺から、具体的な導入が進むとIDCでは分析している。
(Computerworld.jp)



























