企業の目的はパフォーマンスとコンプライアンス
初級アドミンの多忙なる一日人物紹介
一条乱太 IS部門の新人。探究心は人一倍。目指すは日本を代表するネットワーク技術者!
綱元世界 IS部門3年目の若手社員。超一流のアドミンになることを夢見ている。やる気はいつも人二倍
糸無課長 IS部門課長。厳しいところもあるが、実力があり、部下に慕われるよき上司。頭髪の話は御法度
利益の追求と 社会への貢献
今日は「そもそも企業は何をするところか」という点から考えてみよう。
がんばって働いて、ランチを食べて、先輩とお話して、おやつ食べて、管理の勉強して───帰るところッス。
働いてるのは朝だけか?
…で、綱本は?
そうッスねぇ、「おのれを磨くところ」でしょうか…(フッ)。
いや、格好付けてどうする。もっと現実的に考えろ。
ほんじゃ、働いてお金を稼ぐところ、ですかね。
まぁ、半分正解だな。
企業は何をするところか?──企業が存在する目的は何か? と言い換えたほうがわかりやすいだろう。それにしても、人によってさまざまな答えが出てくるとは思うが、筆者は次の2つが大きな目的だと考えている。
- 利益の追求
- 社会への貢献
企業である以上、金を稼がなければならない。赤字が続けばいずれ倒産してしまうからだ。企業活動を存続させるためには、どうしても資金が必要となる。
だからと言って、金儲けをしていればよいというわけではない。たとえ企業が潤っても、社員にその利益が還元されなければ、彼らは働き続けようとは思わないだろう。同様に、企業に資金を提供している投資家にも利益を還元しなければならない。
金を儲けて利益を還元していればよいかというと、やはりまだ不十分だ。過去には、大企業が公害を引き起こして社会問題となったこともあった。記憶の新しいところでは、耐震偽装や産地偽装などが問題視されたこともあった。彼らは、手段を選ばず企業活動を行ったが、結局それが自分の首を絞めることとなった。社会に役立ち、かつモラルや規範に反しない活動を行うことが、企業が存続していくうえで重要な要素であり、企業活動の目的でもあるのだ。
まー、乱太みたいにデスクで居眠りしたり、ゴミを分別しないやつがいると、この清廉潔白な企業活動にも影ができてしまうわけだが…。
まさか! そんなこと、いっさい──してませんよ!!
なんだその間は。
スミマセン。昨日、燃えないゴミの箱にペットボトルを捨てました。
よし、便所掃除の罰で許してやる。
企業の罪は、便所掃除じゃ済まされないからな。だから、だれかがちゃんと「統治」してやる必要がある。企業活動を責任をもって統治することを、「コーポレート・ガバナンス(企業統治)」と呼ぶ。
統治! どっかの国の領主みたいですねぇ。
初級アドミンの多忙なる一日 情報ストラテジー編
第1回 システム管理者に求められる新たな知識
第2回 情報を分析してITの最適解を導く
第3回 企業の目的はパフォーマンスとコンプライアンス
第4回 企業のパフォーマンスを測定する会計の基礎
第5回 企業の社会的責任とITガバナンス
最終回 仕事の進み具合を簡単に理解するアーンド・バリュー分析
初級アドミンの多忙なる一日 総合目次
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