ハードディスクの仕組みを理解しよう
初級アドミンの多忙なる一日ITシステムに欠かせない要素の1つが、記録メディアだ。その中で、最も使用頻度の高いものと言えば、もちろん「ハードディスク」である。本連載でも、ストレージやバックアップの解説で幾度となく登場しているハードディスク。今回は、さらに理解を深めていただくために、その仕組みを細かく解説しよう。
人物紹介
一条乱太 IS部門の新人。探究心は人一倍。目指すは日本を代表するネットワーク技術者!
綱元世界 IS部門3年目の若手社員。超一流のアドミンになることを夢見ている。やる気はいつも人二倍
糸無課長 IS部門課長。厳しいところもあるが、実力があり、部下に慕われるよき上司。頭髪の話は御法度
ここのところ乱太くんは、ヒマさえあれば分厚い参考書を片手に何やらブツブツ言いながらエンピツを動かしている。「勉強の秋」とは言うが、昼休みのカフェテリアでもこの調子だから、ちょっと尋常ではない。
「乱太のヤツ、最近つきあい悪いな」と内心ちょっと寂しい綱本先輩は、ある昼休み、カフェテリアで参考書と格闘している乱太くんのところへ、ちょっかいをかけに行った。
乱太〜。最近なんだか、勉強のムシになってるな。どうしたんだ?
あ、綱本先輩、おつかれさまッス。実は先日、糸無課長から“特命”が下りまして。
特命?
「来年の春の情報処理試験を受けろ」というんですよ。
情報処理推進機構が毎年春と秋に行っている「情報処理技術者試験」は、おおむね7年ごとに大幅な改訂が行われている。今年がその改訂年で、2009年(平成21年)春の試験から、試験制度や試験範囲などが変更される。詳しくは、「情報処理技術者試験 ◆新試験制度特集ページ◆」を参照していただきたい。
へぇ、すごいじゃないか。日ネ大(日本ネットワーク大学:日本唯一のネットワーク専門の大学)のOBで、しかもオレの後輩とくれば、こりゃ一発合格しなけりゃウソだな。
えー! プレッシャーをかけないでくださいよ。大学ではほとんどネットワークのことばかりだったし、今は業務(の勉強)が忙しくて、なかなか試験勉強まで手が回らないんですから。
確かに試験では、現場に出てこないようなことを問われることもあるからな。コンピュータやネットワークの物理的な仕組みなんて知らなくても、OSやアプリケーションの操作方法さえ知っていれば「使える」からね。
それが問題なんですよ。ボクは特に2進数と10進数の変換とか、何か数学っぽいところが苦手で…。
あー、わかるわかる。ところで、今は何をやってるんだ?
えっと、最近は仕事でバックアップとかRAIDとかやったじゃないですか。ちょうどイイから、ストレージ関連の項目をやってます。でも、ハードディスクの物理的な仕組みってとこが頭に入らないんですよ。先輩、教えてください。
だから、その辺はオレも苦手だってば。じゃぁ、一緒に勉強しようか。
初級アドミンの多忙なる一日 記録メディア編(全2回)
第1回 ハードディスクの仕組みを理解しよう
第2回 光ディスク/USBメモリ/SSDの仕組み 初級アドミンの多忙なる一日 総合目次



























