MDOP 2009 R2でデスクトップ環境を最適化する
仮想化機能を駆使すればユーザーと管理者の生産性が向上最終回では「Microsoft Desktop Optimization Pack(MDOP)for Software Assurance」に焦点を当てよう。MDOPは、Windows 7 EnterpriseおよびWindows Vista EnterpriseのSAライセンスユーザー限定で、サブスクリプション形式で提供される企業向けツール群である。単体販売や一般販売はされていないMDOPは、Windows 7 Enterpriseの“目玉”というべき存在だ。
山市良/ライター
Windows XPモードより 簡単なMED-Vの実力
前回も紹介したとおり、2009年10月にリリースされた最新の「MDOP 2009 R2」は、2つの仮想化テクノロジーのほか、デスクトップの管理機能を強化拡張する管理ツールやトラブルシューティングツール、レポートツールで構成される。構成ツールは次のとおりだ。
- Microsoft Enterprise Desktop Virtualization(MED-V)1.0
- Microsoft Application Virtualization(App-V)4.5 SP1
- Diagnostics and Recovery Toolset(DaRT)5.0/6.0/6.5
- Advanced Group Policy Management(APGM)3.0/4.0
- Asset Inventory Service(AIS)1.5
- System Center Desktop Error Monitoring(DEM)3.5
Windows 7はさまざまな互換機能を提供するが、Windows XP向けのすべてのアプリケーションや周辺機器が使えるというわけではない。Windows 7の注目機能である「Windows XP Mode」は、Windows 7では正常に動かないアプリケーションや、ドライバのない周辺機器を利用するための最終的な互換性ソリューションという見方が強い。
とはいえ、Windows XP Modeの全社的な展開を検討している管理者も多いようだ。そうした要求に応え、マイクロソフトは「Deploying Windows XP Mode(英語)」を公開している。ただし、この手順は簡単なものではない。
一方、MDOPに含まれるMED-Vは、仮想マシンイメージの展開を、Windows XP Modeよりも簡単に企業規模で実行できるソリューションである。サーバベースのWindows XP Modeと考えればよいだろう。MED-Vを使用すると、仮想マシンの構成とカスタマイズ、アプリケーションの公開を定義し、イメージを圧縮して効率的に展開することができる。














