AMDのデスクトップ向け6コアCPU「Phenom II X6」の仕様が流出
「45nmプロセス、2.6〜3.2GHzの4モデル」との情報がWebに米国AMD(Advanced Micro Devices)が今月リリースすると見られるデスクトップ用6コア・プロセッサ「Phenom II X6」の詳細がオンラインに流出したもようだ。
AMDは3月にドイツで開催されたコンファレンス「Cebit」において、デスクトップPC向けの6コア・プロセッサの出荷計画を発表し、出荷時期を第2四半期としていた。ただし、クロック数やキャッシュ・サイズなど、詳細なスペックについては明らかにしていなかった。
今回、こうした詳細を含む4枚のプレゼンテーション・スライドのコピーがシンガポールのテクノロジー系サイト「VR-Zone」に掲載され、その後説明なしで消去された。これらのスライドにはAMDのロゴや2010年3月の日付が入っており、「Confidential -- NDA Required(機密―要機密保持契約)」と記されていた。
本物とおぼしきこれらのスライドでは、AMDがPhenom II X6シリーズのうち3モデルの生産を4月に開始し、もう1つのモデルを第3四半期から生産する計画であることが示されている。
スライドによると、先に生産開始される3モデルは1090T、1055T、1035T。クロックはそれぞれ3.2GHz、2.8GHz、2.6GHzで、ターボ・モード時はそれぞれ3.6GHz、3.3GHz、3.1GHzとなる。いずれも9MBのキャッシュを搭載しており、45nmプロセスで製造される。価格についての記載はなかった。
第3四半期に生産を開始するモデルは1075Tで、クロックは3GHz、ターボ・モード時は3.5GHzで、キャッシュは同じく9MBだ。
4つのモデルのうち、1090T、1075T、1055TはTDP(熱設計電力)が125ワットとなっており、ゲーム用PCなどハイエンド向けに設計されたチップだということがうかがわれる。なお、1035TはTDPが95ワットで、これはAMDの標準的なデスクトップPC向けプロセッサと一致する。
これらの仕様について、AMD Asia-Pacificの広報担当者ジェーソン・コーツ(Jason Coates)氏に確認を求めたところ、同社が公開した情報ではないため確認には応じられないと回答した。
デスクトップPC向けの6コア・プロセッサについては、Intelも今年3月に「Core i7-980X Extreme Edition」(開発コード名:Gulftown)を発表している。こちらの出荷時期も明らかではないが、そう遠くない時期に6コア・プロセッサを搭載したPCが登場することは確かのようだ。
(Sumner Lemon/IDG News Serviceシンガポール支局)



















