2007年3Qの世界PC出荷台数、前年比15.5%増の6,685万台
HPとデルのシェア差が拡大、エイサーがゲートウェイ買収で業界第3位に米国IDCが10月17日に発表した2007年第3四半期の世界PC出荷台数調査リポートによると、ヒューレット・パッカード(HP)が世界最大のPCベンダーとしてデルに対する優位を保ち、昨年後半に確保したわずかなシェアの差をさらに拡大したという。
IDCは同リポートで、HPの市場シェアはとりわけ米国で拡大しており、シェアを落とした首位のデルを急追していると報告している。
全世界における同四半期のPC出荷台数は6,685万台で、前年同期比15.5%増の成長を記録した。急増の原因は、ノートPCとウルトラポータブルPCを含むポータブルPCの根強い需要と、中小企業市場のPC需要拡大にある。IDCでは、ノートPCとウルトラポータブルPCの採用が全世界で増加する一方、米国ではデスクトップPCの出荷が減少したとリポートしている(同調査でPCと定義されているのは、デスクトップPC、ノートPC、ウルトラポータブルPC、x86サーバで、ハンドヘルド・コンピュータやスマートフォンは統計に含まれていない)。
HPは同四半期に全世界で1,310万台(前年同期比33%増)のPCを出荷し、19.6%の市場シェアを確保した。2位のデルの出荷台数は1,018万台(同3.8%増)だった。3位は中国のレノボ・グループ、4位は台湾のエイサー、5位は東芝だった。
10月17日にゲートウェイ買収を完了して業界第3位のPCメーカーとなったエイサーは、全世界PC出荷台数で59.2%増を記録した。この出荷台数は買収完了前のものである。
2007年第3四半期の世界PC出荷台数 (千台)
順位
ベンダー名
2007年第3四半期出荷台数
市場シェア
2006年第3四半期出荷台数
市場シェア
成長率
1
HP
13,094
19.6%
9,848
17.0%
33.0%
2
デル
10,180
15.2%
9,807
16.9%
3.8%
3
レノボ
5,502
8.2%
4,476
7.7%
22.9%
4
エイサー
5,436
8.1%
3,415
5.9%
59.2%
5
東芝
2,925
4.4%
2,494
4.3%
17.3%
その他
29,713
44.4%
27,859
48.1%
6.7%
合計
66,850
100.0%
57,899
100.0%
15.5%
(Source: IDC, October 17, 2007)
米国市場における同四半期のベンダー別PC出荷台数は、トップのデルが前年同期比4.8%減の501万台、次いでHPが同16.9%増の435万台、アップルが同15.9%増の113万台、ゲートウェイが同14.2%減の86万5,000台の順となった。
IDCのプログラム・ディレクター、ローレン・ロベルデ氏は、「勢いに乗るHPに対し、デルは経営再建に向けたリストラの最中にある。同時に、多くのユーザーがPCの使用経験を積むにつれてデスクトップPCからノートPCへと切り替えている」と指摘する。
IDCでは、今後数年間のPC需要はベンダー間の競争と商用支出の増加に伴い拡大し続けると予測している。
(アガム・シャー/IDG News Service サンフランシスコ支局)



















