「iPhone 4S」がビジネス・ユーザーに向いている3つの理由
アップルが詳細を明らかにしたばかりの新型iPhoneには、ビジネス・ユーザーに最適と思われる機能が複数含まれていた10月4日にAppleがあるイベントを催した。そこでは「iPhone 5」は発表されず、代わりに現行機種である「iPhone 4」を改良、アップデートした「iPhone 4S」に関するアナウンスが行われている。同デバイスは10月14日から発売されるそうだ。
表面的に見れば、今回の発表はまったくの期待はずれだったように思われる。iPhone 5はどのようなものになるのだろうと何カ月も前から噂し、暗示を読み解き、憶測しあってきた末にわれわれが得たのはiPhone 4Sだった。しかし、さまざまな細かい変更が加えられていること、さらには「iOS 5」の提供が始まる(10月12日より)ことを考慮するに、iPhone 4Sへ乗り換える意義はそれなりにあると考えている。
(1)対応キャリアの拡大
iPhone 4Sのリリースに際し、Appleを象徴するスマートフォンである同デバイスは、AT&TおよびVerizonばかりでなく初めてSprintからも提供されることになった。
(2)パーソナル・アシスタント・アプリ「Siri」
AppleはiPhone 4Sのコアに音声認識機能を統合した。実際には、単に音声を認識するというより、知的で会話的な音声を理解してくれる機能だ。例えば、「歯医者に電話する のを忘れないように」「ピザが食べたい」などと言葉にすると、Siriが自動的にアラームをセットしてくれたり、近所のピザ屋を探してくれたりするのであ る。
(3)テキストおよび電子メールの口述筆記
SiriやiPhone 4Sの音声認識を拡張した機能として、テキスト・メッセージや電子メールの口述筆記ができるようになった。運転中にテキスト(もしくは電子メール)をタイ プしてはいけないのは当然のことだが、iPhone 4Sなら道路やハンドルから目を離さずにメッセージを作成し、送信も可能になる。
このたびのリリースは、確かに多くの点でAppleが他社に追いつくためのものである印象が拭えないし、上記にあげた特徴のいずれも革新的とは言えない。
それでもなお、iPhone 4SとともにSiriがもたらしてくれる人工知能は、ライバル・プラットフォームの追随を許さないレベルに達していると筆者は考える。
これら3つの理由自体がiPhone 4Sを圧倒的な優位に立たせることは、どう考えてもありえないだろう。だが、iOS 5に施された数々のアップデートやまもなく登場する「iCloud」の各種機能、人気の高い「iPad」とのプラットフォーム整合性といった要素が組み合 わさったとき、iPhoneのビジネス・ユーザー間における地位は押し上げられるだろう。
(Tony Bradley/PC World米国版)

















