インテルの「Ivy Bridge」、本格出荷開始は6月以降との報道|ビジネス・モバイル|トピックス|Computerworld

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【Digitimes報道】

インテルの「Ivy Bridge」、本格出荷開始は6月以降との報道

「PC市場を取り巻く不景気や『Windows 8』リリースが影響」と
(2012年02月17日)

 台湾のIT業界情報サイト、DigiTimesは2月16日、米国Intelが今年投入を予定している「Ivy Bridge」世代プロセッサの大量出荷開始が、当初の計画よりも少し遅れる見込みであると伝えた(Ivy Bridgeは開発コード名)。さまざまな市場環境が影響を及ぼしているようだ。

 DigiTimesが接触した情報筋の話によると、Intelはパートナー(PCメーカー)に対し、今春に予定されていたIvy Bridgeの本格出荷スケジュールを遅らせる計画であると伝えているという。その一方で、4月上旬から限定的な数が出荷されるとも語っている。

 出荷開始を遅らせた理由について、DigiTimesはまずPC市場の「景気」を挙げている。IT専門調査会社のIDCによれば、2011年の世界PC市場は活発さを欠き、前年(2010年比)で1.6%の伸びにとどまった。その要因は景気停滞のほかにも、タイ洪水によるHDD不足、コンシューマー市場でのPC離れ(タブレット、スマートフォン人気)などがある。ノートPCの売れ行きが伸びなかったことで、現行「Sandy Bridge」世代のプロセッサが過剰在庫になっているとDigiTimesは指摘する。すなわち、Ivy Bridgeの出荷開始を遅らせることで、財務的な影響を押しとどめる狙いだ。

 加えてDigiTimesは、Microsoftの「Windows 8」リリースが今年9月以降と見られることから、ノートPCに対する消費者の購買意欲は第3四半期までは盛り上がらないだろうとの見方も示している(DigiTimesはこの期間を「PC業界にとって暗黒の期間」と呼んでいる)。

 DigiTimesの報道に関してIntelからのコメントはないが、同社CEO(最高経営責任者)であるポール・オッテリーニ(Paul Otellini)氏は先ごろ、Ivy Bridgeは「春先には」リリースされ、「Sandy Bridge(世代のプロセッサ)と比較してグラフィックス・パフォーマンスを70%以上向上する」と紹介していた。

(Matt Peckham/PC World米国版)