なぜFacebookが注目されているのか?
新たな顧客戦略でビジネスを強化する!世界最大規模のSNSである「Facebook」。英語、日本語、中国語、韓国語など77カ国の言語に対応し、ユーザー数はうなぎ登りだ。日本でも急激にユーザーが増えており、ユーザー同士の交流をはじめ、企業がビジネス拡大のためのプラットフォームとして利用する事例も増えてきた。今回は、今なぜFacebookが注目されているのか、大手化粧品会社の販売推進部に勤務する若手社員、上村賢治くんとともにその謎に迫っていこう。
人物紹介
上村賢治 大手化粧品会社の販売推進部に勤務する若手社員。人並みにPCは操作できるが、最近はインターネット上で起こっている変化についていけず、少々危機感を募らせている。
如月先輩 大学では情報工学を学び、最新のネット事情にも詳しい女性社員。性格はストレートで歯に衣着せぬ性格だが、面倒見のいい先輩OL。
荒船部長 仕事は厳しいが情に厚く、部下の信頼を集める。最近はWebサービスの活用と業務拡大・効率化などに積極的に取り組んでいる。
上村賢治くんは、大手化粧品会社「Computerworld化粧品」の営業推進部に勤務する若手社員だ。コンピュータ技術やITトレンドに詳しいわけではないが、そこそこにPCを使いこなしている。TwitterやSNSの普及が著しい昨今、「販売推進部としてもこれらのツールを積極的に活用しよう」との気運が高まってきており、上村くんは暇を見て勉強しようと考えていた。
そんなある日、荒船部長が上村くんに話しかけた。
上村くん。Facebookって知ってるかね?
ええ、聞いたことはありますが、使ったことはありません。
どうやら、ライバルのA社がこれを使って顧客と密接にコンタクトしているらしい。わが社もFacebookを使って顧客戦略を強化しよう。上村くん、任せたぞ!
えっ! でも、Facebookはあまり詳しくないし…。
それを調べるのが君の仕事だ。しっかり頼むぞ。
ちょ、ちょっと待ってくださいよ。部長!
「ソーシャル・ネットワーキング」って、そもそも何?
確かに、2010年になってFacebookについてはあちこちで耳にするようになった。しかし、そもそもSNSとは、個人の人脈拡大のためのツールではなかったのだろうか。そんなSNSがビジネス・ツールとしてどのように機能するのだろうか。インターネット検索でざっくり調べてみたが、どうも要領を得ない。そこで上村くんは、まずは如月先輩に相談してみることにした。
如月さん。ちょっと教えてほしいことがあるんですけど…。
あら、上村くん。部長から聞いたわよ。案の定、苦戦しているようね。
なんでSNSとビジネスが結びつくのか、今ひとつ腑に落ちなくて…。
インターネット検索で「Facebook ビジネス」とかで調べてたんでしょ。
さすが、先輩! 鋭いですね。
やっぱりね。Facebookそのものをわかってないと、ダメなのよね。
やっぱりそうですか。じゃあ、どうやって調べれば?
そんなの、インターネット検索で調べるに決まっているでしょ!
そ、そんなぁ〜。
上村くんは一時期、mixiにハマっていた。日記を公開すると、それにコメントをくれる人がいて、自然と交流が始まる。また、さまざまなジャンルの「コミュニティ」では、同じ趣味趣向を持つ人達が集まって、いろいろな話に花が咲く。
このように、SNSは人と人とのつながりを形成し、新たな人間関係を形成するための場として多くのユーザーを集めた。だが、数あるSNSの中でも、Facebookの成長率は驚異的だ。ユーザー数が全世界で5億7,000万人という極めて巨大なSNSに成長し、2010年に入ってからは日本でもユーザー数の増加が著しい。
- 1
- 2



















