オラクル、アプリケーションのグリッド化を実現する「Oracle WebLogic Application Grid」を発表
特定アプリに対するリソースの動的プロビジョニングが可能に米国Oracleは9月23日、米国BEA Systemsの買収で獲得した技術を取り入れた新しいアプリケーション・グリッド・プラットフォーム「Oracle WebLogic Application Grid」を発表した。
アプリケーション・グリッドとは、「特定のアプリケーション処理に専用ハードウェアを割り当てる」という従来型アプローチの代わりに、「ランタイム時に動的プロビジョニングを実行できるリソース・プールを構築する」というコンセプトを採用した技術のことである。
アプリケーションのグリッド化により、任意のアプリケーションに対するリソース需要の一時的な高まりにIT部門が柔軟に対応できるようになる。Oracleの製品マーケティング担当バイスプレジデント、リック・シュルツ(Rick Schultz)氏は、「銀行であれば、オンライン・バンキング・アプリケーションの利用が特定の時間帯に集中し、その時だけ通常より多くのリソースがバンキング・アプリに必要となる。一方、別の時間帯には、口座管理プログラムに追加リソースが必要になるといったケースがある」と、米国サンフランシスコで開催されている同社の年次コンファレンス「Oracle OpenWorld 2008」(9月21日〜25日)で語った。
シュルツ氏によれば、アプリケーション・グリッドにOracleが注力する背景には、今年に入ってBEAを買収したという事情だけではなく、最近、データベース層にグリッド技術を採用した顧客の間で、「ミドルウェア・レベルでも同様のモデルを実装したい」との声が高まっていることがあるという。
Oracle WebLogic Application Gridには、インメモリ・データ・グリッド製品の「Oracle Coherence」や、BEA買収により獲得したJava仮想マシンおよび付属のツール・セット「JRockit Real-Time and JRockit Mission Control」、グリッド対応アプリケーションのSLA(Service level Agreement)を管理する「Oracle WebLogic Operations Control」などが含まれる。
FAQによれば、同プラットフォームは特定のアプリケーション・サーバ製品に依存せず、Oracleの「WebLogic Server」のほか、「WebSphere」や「JBoss」といった競合製品にも対応するという。
(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)
























