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Apple ウォッチ

[米国] 【Yankee Group調査】
「10社のうち8社がMacを利用中」――企業のMac採用が急増

Mac上でWindowsを動かす仮想化ソフトの存在が採用の動機に

(2008年06月27日)

 Mac採用の理由として挙げられた中で特筆すべきは、IntelベースのMac上でMac OS X以外のOS(主にMicrosoftのWindows)を動作させることのできるParallelsやVMwareといった仮想化ツールの存在である。「これらツールの存在は明らかに一部の企業で採用の動機になっている。回答者の多くが、Macを採用したのは、実はMac上でXPやVistaを動かすためだと語っていた」とDiDio氏。

 事実、調査を行った企業の4分の1強に相当する28%が、自社のMacの仮想マシン上でWindowsを走らせていると回答した。また、それよりもやや少ない22%がMac OS X Leopardに同梱されているデュアル・ブート・ユーティリティ「Boot Camp」を利用して、WindowsもしくはMac OS Xを選んで起動できるようにしていると回答した。

 また、ハードウェアに対する信頼性も、Mac採用の理由の1つとなっている。調査によると、回答者の10人に8人が、Macのハードウェアの信頼性について「非常にすぐれている(Excellent)」または「とてもすぐれている(Very good)」と評価した。

 「Macのハードウェア、ソフトウェアの両方に対するユーザーの信頼感の高まりが、企業の購入動機に影響を与えていることは疑いない」と、DiDio氏は近く正式にリリースする同調査のリポートの草稿に記している。

Yankee Groupの調査によると、Macを採用している企業の22%が、Mac OS X Leopardに同梱されているデュアル・ブート・ユーティリティ「Boot Camp」を使って、WindowsもMac OS Xも起動できるようにしているという

 今回の調査では、物理PC上でWindowsを稼働する際に必要とされる管理上のオーバヘッドを削減するためにMacに移行したという回答がいくつか寄せられた。ある回答者はフォローアップ・インタビューでDiDio氏に次のように語っている。

 「当社のWindows開発者のほとんどが、Mac上で稼働するXPやVistaの仮想マシンに乗り換えた。それは、PC上での稼働に付随するウイルス、スパイウェア、自動更新などの不信頼性によるダウンタイムを避けるためだ」

 ただし、企業がMac採用に前向きになったとはいえ、現行のPCからMacへ全面移行を検討しているという気配はない。DiDio氏は、「Mac用の管理ツールの不足は以前から指摘されている問題だ。企業向けのハードウェアとソフトウェアのサポートに関しては、Windowsと同等の水準には達していない」

 だが一方で、Mac OS Xの一部のツールが管理サポートの欠如を埋め合わせていると主張するITマネジャーもいる。「例えば、デスクトップ検索機能の『Spotlight』や、インスタント・メッセージング・ソフトの『iChat』、ワイヤレス・バックアップ機能の『Time Machine』など、Mac OS Xが標準装備するツールのすべてがMac導入に踏み切らせる有力な要因になっている」(DiDio氏)

 DiDio氏は、「現実的な選択肢としてMac採用を検討する企業が増えている。これほど意識的で明確な動きは、これまでに見られなかった傾向だ」と述べている。

(Computerworld.jp)

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