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【解説】
憶測がさらなる憶測を呼ぶ、アップルの“製品移行”発言
対象はMacBook?Apple TV?――アナリストやブロガーの間で盛り上がる“予想合戦”
(2008年07月24日)
対象製品は見放されたApple TVが有力?
TBRと競合する調査会社である米国Gartnerのリサーチ担当バイスプレジデント、マイク・マクガイア(Mike McGuire)氏は、Appleの言う製品移行がリニューアルを指すという点ではGottheil氏に同調したが、ノートPCを対象にしたものであるかどうかはわからないと話す。
「AppleがMacBookの製品ラインを刷新したり、デザインを変更したり、あるいはもっと大胆な取り組みを考えていたりする可能性は十分にある。例えば、SSD(Solid State Disk)の搭載なども、Appleの売上げに多大な影響を及ぼすだろう。だがわたしは、『Apple TV』が対象になるのではないかと考えている」(McGuire氏)
| Gartnerのアナリスト、Mike McGuire氏が“製品移行”の対象として有力視するのは、もはや見放されつつある「Apple TV」だ |
同氏がApple TVに注目しているのは、AppleのCEOであるスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏が、すべてのApple製品ラインの中で同製品を“お遊び的存在”と位置づけ、実質的に無視してしまっているにもかかわらず、Apple TVがいまだに販売され続けているからだという。加えて、Appleがコンシューマー市場に力を入れている点も根拠となっている。
あるいは、さらなる市場シェアの獲得を目指して大胆なPCの値下げを敢行することもありうると、McGuire氏は述べた。
McGuire氏の同僚であるGartnerのアナリストらによれば、Appleは2008年第2四半期、PCの売上げで米国Dellおよび米国Hewlett-Packard(HP)に次ぐ米国第3位のポジションにつけたという(関連記事)。
Gottheil氏も、製品価格をAppleが劇的に下げることはないとしつつも、MacBook Proを多少値下げする可能性はあると話す。
一方、アナリストの中には、Apple製品に関する予想合戦には参加しないと明言する者もいる。
米国JupiterResearchのアナリスト、マイケル・ガーテンバーグ(Michael Gartenberg)氏は、「皆が好き勝手なことを言っているが、現時点ではすべて想像にすぎない」と苦言を呈している。
Gartenberg氏はさらに、人々に新製品のうわさをさせるのはAppleの常套手段だと指摘する。「(Oppenheimer氏の発言は)見事に功を奏した。いまやちまたはAppleの話題で持ちきりじゃないか」(Gartenberg氏)
McGuire氏も、「確かに賢いやり方だ」とGartenberg氏の意見に同調している。「例の発言のおかげで、複数のマーケットにおいてApple製品に注目が集まっている。iPhoneなのか、iPod touchなのか、Apple TVなのか、はたまたMacBookなのかと。いまや憶測は広がるばかりだ。Appleはこれまでの四半期においても、同社の動向に関心が向くよううまい仕掛けをたびたび講じてきた」(McGuire氏)
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