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Apple ウォッチ

[米国]
AMDがデュアルコアOpteronをリリース、IBMが対応ソフトの価格体系を変更

(2005年04月22日)

 デュアルコア・プロセッサを1チップとして数えるか、2チップとして数えるか? 米国のIBMとAMDは4月21日、同日発表されたAMDのデュアルコア・プロセッサをめぐって対照的な価格戦略を示した。

 IBMは、長年続けてきたデュアルコアの価格設定方針を離れて、シングルコアとデュアルコアのどちらのOpteronプロセッサを稼動するシステムでもソフトウェア・ライセンス価格を同じにすることを明らかにした。

 一方、AMDは、デュアルコアOpteronプロセッサの価格を、シングルコア版よりもかなり高く設定している。デュアルコアOpteronのハイエンド・モデルの米国価格は2649ドルで、最も性能が高いシングルコアOpteronの価格よりも1000ドル以上高い。

 21日に発表されたデュアルコアOpteronプロセッサは、単一のチップに2つの処理エンジンもしくはプロセシング・コアが搭載されている初の製品群。最初の4種類の製品は4プロセッサ構成のサーバ機への採用を想定しており、米ヒューレット・パッカード(HP)の「ProLiant BL45p」と「ProLiant DL585」や米サン・マイクロシステムズの「Sun Fire V40z」といった搭載システムが今後数週間に出荷されはじめる予定だ。

 現時点で、IBMがデュアルコアOpteronを搭載するとしているサーバ機は、技術系およびハイ・パフォーマンス・コンピューティング(HPC)のユーザー向けである「IBM eServer326」の1つだけだ。その出荷時期をIBMはまだ明らかにしていない。

 それでも、IBMの発表は、デュアルコアOpteronの利用を検討する可能性のあるIBMのWebSphereやDB2のユーザーにとって朗報である。IBMは数年前から同社のPOWERプロセッサのデュアルコア版を提供しているが、そのプロセッサ向けのソフトウェアのライセンス価格体系はコア数に基づいていた。

 これらのデュアルコアOpteronと、米インテルが近く投入しようとしているXeonサーバ・プロセッサのデュアルコア版に関しては、顧客はコア数ではなくプロセッサ数に応じてソフトウェア・ライセンスを購入すればいい、とIBM広報のアリ・フィッシュキンド氏は語っている。

 「現在登場しつつある新しいOpteronとXeonの第一世代のチップでは、処理能力は多少向上するだけである。それらはすばらしいチップであり、かなりの潜在能力があると当社は考えているが、現在のところ、大多数の顧客はそれを最大限に活用できない」と同氏は述べた。

 AMDは異なる見方をしている。「いくつかのベンチマーク結果を見れば、当社がこのプロセッサで提供しようとしている効用がわかる。当社がやろうとしているのは、提供する効用に合った価格設定だ」とAMDのシニア・ソフトウェア・ストラテジスト、マーガレット・ルイス氏は語っている。

 エンタープライズ・ソフトウェア・ベンダーの従来のデュアルコア・ライセンス方針は、すでに多数のベンダーがデュアルコア・システムを提供しているUNIX市場で形成されたものである。しかし、現在市場に登場しようとしているOpteronサーバでは、ソフトウェア会社は、より低コストなLinuxおよびWindowsの市場に合わせて価格モデルを変更すべきかどうかを詳しく検討することが必要になる、と米IDCのソフトウェア価格設定およびライセンシング調査分析担当のディレクター、エイミー・コナリー氏は指摘している。

 「議論すべき点は“コアの追加によってソフトウェアからどれだけの付加価値が得られるか”になる。デュアルコアにしたからといってソフトウェアの価値は倍にならないことを、従来から顧客はかなり懸念している」とコナリー氏は述べている。

 将来的には、ソフトウェア・ベンダーがインテルのItanium 2を稼動するデュアルコア・システムのライセンス体系をどうするかという問題もある。IBMのフィッシュキンド氏は、コア数に応じたライセンス・モデルをデュアルコアItaniumに適用するかどうかについて明言を避けた。

 実のところ、IBMは、AMDまたはインテルのプロセッサを稼動するシステムに関する同社のデュアルコア・ライセンス方針を変更する権利を留保している(つまり、今後変更する可能性はある)とフィッシュキンド氏は語り、デュアルコアOpteronも「本来ならば、2つのプロセッサと見なすべきだ」と述べた。

 一方、米マイクロソフトは、すでに同社のソフトウェアをコア数ベースでライセンスしないと表明していたが、その方針が「"x64" OpteronおよびXeonシステム、そしてItanium」に適用されることを改めて認めた。「マイクロソフトのマルチコア・ライセンス方針は、x64であろうとデュアルコアItaniumであろうと、同じ、プロセッサ当たり価格である」と、マイクロソフトの広報担当者は声明で述べた。

 米オラクルは以前から、コア数ベースでデュアルコア向けシステムをライセンスする方針を維持するつもりだと表明している。『Microprocessor Report』の編集長、ケビン・クレウェル氏は、今回IBMが表明した価格戦略は、米オラクルに照準を合わせたものかもしれないと語っている。

(As reported by Robert McMillan, IDG News Service 04/21/2005)

(IDG News Service)




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