【 ここから本文 】

Appleウォッチ

ソーシャルブックマークに登録 : Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに登録 del.icio.usに登録 newsing it!に登録 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに登録 Slashdotにタレコむ イザ!ブックマークに登録 Twitterでつぶやく
print 印刷用ページの表示


Apple ウォッチ

[米国]
3,300円のSnow Leopard、Tigerからのアップグレード自体は可能

ただしアップルのライセンス規約には違反──複数の専門家が指摘

(2009年08月28日)

Tiger搭載MacでもインストールDVDは“動く”

Computerworld.jpの編集部員が個人的に購入してきたMac Box Set。Snow Leopardのほか、iWorkとiLife、白いAppleマークのシールが同梱されていた。このシールは、別の部員が購入してきたアップグレード版(シングル・ライセンス)にも同梱されていた

 Mac OS X Tigerを使用しているユーザーも、最新Mac OS 10.6 Snow Leopardの最も安いアップグレード版(国内定価3,300円)をインストールすることは可能のようだ。ただし、それはAppleのライセンス規約に違反する――複数のWebサイトでこのように報告されている。なお本稿は、検証によって作業そのものが可能であることを示しただけにすぎず、規約違反を推奨するものではないため注意していただきたい。

 Appleは、公式には「Leopard(Mac OS 10.5)」のユーザーのみを対象に、Snow Leopardのアップグレード版(シングル・ライセンス)を29ドル(国内定価3,300円)で販売している。その一方でTiger(Mac OS 10.4)のユーザーには、より高価な169ドル(国内定価1万8,800円)の「Mac Box Set」を購入するよう求めている。Box SetにはSnow Leopardのアップグレード・ディスク以外に、マルチメディア・スイートの「iLife '09」とオフィス・プロダクティビティ・スイートの「iWork '09」が含まれている。

 ところが、Wall Street Journal紙のテクノロジー・コラムニストであるウォルト・モスバーグ(Walt Mossberg)氏が、Tigerユーザーも安価なアップグレードを選ぶことができるとする記事を発表した。「Appleが、29ドルのSnow Leopardアップグレード版がTigerを搭載したMacでも適切に作動することを認めているのだから、ユーザーは余計な140ドルを節約することができる」(モスバーグ氏)

 ただし、Tigerユーザーがいわゆる“クリーン・アップグレード”を実施する必要があるかどうかという、重要な疑問に対する答えはほとんど示されていない。クリーン・アップグレードの場合、ユーザーは、データをバックアップしてハード・ドライブをフォーマットし、Snow Leopardをインストールした後にデータを復元して、すべてのアプリケーションを再インストールすることになる。なお、Leopardユーザーを対象としたSnow Leopardの初期設定は、すべてのデータ・設定・アプリケーションを保持する“インプレース・アップグレード”である。

 29ドルのアップグレード版をクリーン・インストールしなければならないとすれば、Tigerユーザーは、10月22日のMicrosoft「Windows 7」発売後の「Windows XP」ユーザーと同じ立場に置かれることになる。Windows XPからWindows 7にアップグレードするには、クリーン・インストールを行うほかはない。インプレース・アップグレードができるのはWindows Vistaのユーザーに限られる。

 ほかにも複数の専門家が、Tigerユーザーが安価なアップグレード版を利用できるというモスバーグ氏の指摘を裏付ける報告をしている。「Wired.com」のリポーターであるブライアン・チェン(Brian Chen)氏は、「わたしたちのテストでは、10.6のDVDがTiger搭載Macでも作動することを確認した。どうやら、Tigerユーザーもインストール可能なようだ」とTwitter上で報告している。

 Computerworld米国版編集部にはTiger搭載Macがなかったため、両氏の主張をすぐに確認することができなかった。『Apple Snow Leopard OSのアップグレード:知っておくべきこと(Upgrading to Apple's Snow Leopard OS: What you need to know)』を執筆したライアン・ファース(Ryan Faas)氏によれば、十分に説得力のある話だという。同氏は電子メールで、「インストールDVDは、OSが壊れているシステムやクリーン・インストールを行いたいシステムでも、ディスクからブートしてインストールを実行できなければならない。この点のみを考えても、インストールは可能だと思われる。

 この件についてApple広報部に質問したが、本稿執筆時点では返答はなかった。

規約には“Leopardユーザーのみが使用可能”と記載

 ただ、比較的はっきりしていることが1つある。Tiger搭載Macで29ドルのSnow Leopardアップグレード版を使用することは、Appleの使用許諾契約書(EULA)に違反するということだ。『Snow Leopardへのアップグレードを制する(Take Control of Upgrading to Snow Leopard)』の著者であるジョー・キッセル(Joe Kissel)氏によると、EULAには次のような記述があるという。

 お客様がMac OS X Leopardアップグレード・ライセンスをご購入された場合、本契約の契約条件に従って、Appleのブランドが付されたコンピュータに適切に許諾されたMac OS X Leopardがすでにインストールされているかぎりにおいて、お客様は一回につき一台の当該コンピュータにAppleソフトウェアをインストールし、使用し、稼働させることができる制限的、非独占的ライセンスを付与されます。

 Snow Leopardのアップグレードは、シングル・ライセンスが29ドル(国内定価3,300円)、5ライセンス・ファミリー・パックが49ドル(国内定価5,600円)、Box Setのシングル・ライセンスが169ドル(国内定価1万8,800円)、5ライセンス・パックが229ドル(2万4,800円)で販売されている。

(Gregg Keizer/Computerworld米国版)




▲ページの先頭へ戻る



Weekly Ranking

集計期間:03/09〜03/15


関連ニュース(提供:AppBank)

課題を見極める

iPhone 3Gはビジネスでは使えない?――アナリストらがセキュリティ面を懸念

「Safari」のセキュリティ・ホールが“勝因”か

iPhoneをハッキングした研究者、MacBook Airも2分で攻略

「Safari」のセキュリティ・ホールが“勝因”か

モジラのCEO、Windows版「Apple Software Update」の方針を痛烈批判

「iTunesとの“抱き合わせ”のようなSafariの配布は、ユーザーとの信頼関係を損なう」

「iPhone 2.0のセキュリティ機能は、ビジネス・ユースとして不十分」

セキュリティ専門家が問題視するiPhone 2.0の“アキレス腱”とは

Apple、QuickTimeの脆弱性を修正

昨年10月以来、5回目のアップデート

グリーンピース、iPhoneに有害化学物質が含まれているとアップルを非難

「環境対策も十分ではない」とグリーン・ランキングを最下位ランクに

【ネット・アプリ調査】 順調にシェアを伸ばす「Vista」、伸び悩む「Mac OS X」

Webユーザーの0S利用率、Vistaが4.5%でMac OS Xを急追

壊れやすい「iPhone」向けに専用保険が登場

不十分な保証制度を第三者の保険会社が補完

モジラ幹部、ジョブズ氏の2大ブラウザ論を「時代遅れ」と批判

「ジョブズ氏が望んでもわれわれは市場から退場しない」



Computerworld Global
米国
英国
中国
ドイツ
オーストラリア
シンガポール
その他の国