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[米国]
アップルCFO、Vistaは「Leopard」の脅威ではないと明言
「Vistaを抑えて市場シェアを拡大するチャンスは十分ある」
(2007年03月08日)
| 米国アップル CFO ピーター・オッペンハイマー氏 |
米国アップルのCFO(最高財務責任者)、ピーター・オッペンハイマー氏は3月6日、Windows Vistaが「Mac OS X 10.5(開発コード名:Leopard)」の脅威にならないとする見方を表明し、Vistaを稼働させるのに必要なハードウェアの要求条件が高すぎるため、LeopardがVistaを抑えて市場シェアを拡大するチャンスは十分にあると強調した。
サンフランシスコで開催された「Morgan Stanley Technology Conference」に参加したオッペンハイマー氏は、「これまでの経験から見て、Leopardがリリースされた場合、その四半期の売上高は急上昇するだろう」と述べた。しかし、具体的な出荷予定日については明らかにせず、アップルが数カ月前から表明している「今春」という時期を繰り返すにとどまった。
Vistaへの対抗策について聞かれたオッペンハイマー氏は、「当社のOSは、現時点ですでに十分に優れていると確信しており、Leopardのリリースによって、その優位性がさらに高まる。Mac OS Xの特性や機能性、安定性、セキュリティを考えれば、Vistaに脅威を感じる必要はない」と言い切った。
また同氏は、現在放映中のテレビCMの内容と同様、「Vistaは、稼働に必要なハードウェアの要求条件が高いため、インストール・ベースの多くが新しいPCを購入しなければならず、Macにとって大きなチャンスになる」と語った。
アップルCEOのスティーブ・ジョブズ氏は、昨年8月に開催された同社主催のディベロパーズ・コンファレンスでLeopardのデモを行った。しかし、これまでのところ、このOSに対する同社の扱いはあまり派手ではなく、今年1月のMacWorldコンファレンスでジョブズ氏が行った基調講演でも取り上げられなかった。その際に同氏がスポットライトを当てたのは、今年6月に出荷予定の新型携帯電話iPhoneだった。
実際オッペンハイマー氏も、モーガン・スタンレー主催の今回のイベントでiPhoneとApple TVデバイスを紹介している。
Leopardには、データ・バックアップ/ファイル・バージョニング・アプリケーションの「Time Machine」、デスクトップ検索エンジン「Spotlight」のアップデート版、Mac上でWindowsを稼働させることができる統合デュアルブート・ユーティリティ「Boot Camp」などが搭載される。
オッペンハイマー氏は、Leopardがリリースされた場合、その四半期の売上高は急増する可能性が高いとしている。「通常、製品が出荷された最初の四半期が最も良い。現行バージョン(2005年4月にリリースされたMac OS X 10.4「Tiger」)の場合、最初の四半期に1億ドルを売上げている」(同氏)
パイパー・ジャフリーの上級アナリストでアップルの動向に詳しいジーン・ムンスター氏は、Tigerが2005年6月30日までの同社四半期決算の売上高に及ぼした影響を、オッペンハイマー氏よりも高い1億3,000万ドルと見積もっている。
IDCとガートナーによると、2006年のアップルの売上成長率は、業界平均を大幅に上回っており、2006年末時点の米国市場でのシェアはおよそ5%(IDCは4.7%、ガートナーは5.1%)であるという。
(グレッグ・カイザー/Computerworld オンライン米国版)
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