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[米国]
モジラ、モバイルWebブラウザの最新版をリリース
オペラ、マイクロソフトとのシェア争いが本格化
(2007年04月02日)
| Minimo 0.2が無料でダウンロードできるミニモ・プロジェクトのWebサイト |
米国モジラ・コーポレーションがサポートする「ミニモ・プロジェクト」は3月27日、モバイルWebブラウザの最新版「Minimo 0.2」をリリースした。新版のリリースは8カ月ぶりとなる。同プロジェクトは、その存続自体が危ぶまれていたが、新版に対するユーザーの評価は「前バージョンよりも動作スピードが速い」など、おおむね好意的だ。
Minimo 0.2は「Windows Mobile 5.0」以降に対応し、ミニモ・プロジェクトのWebサイトより無料でダウンロードできる。前バージョンよりもシンプルなインタフェースを採用しており、スタートページに検索ボックスやブックマークが表示されるようになっている。また、GPS(Global Positioning System)をサポートしているのも大きな特徴である。
Minimoは、Windows Mobile対応のサードパーティ製モバイルWebブラウザとしては先駆的な存在だった。しかし最近では、オペラ・ソフトウェアの「Opera Mini」など、競合ベンダーに押されて影が薄くなったという感は否めない。
MinimoがモバイルWebブラウザとして有望視されていた2004年には、ミニモ・プロジェクトはフィンランドのノキアから開発資金を提供されていた。
しかし、同年後半にミニモ・プロジェクトの活動は滞る。翌年の2005年にノキアは、アップルのスマートフォン用モバイルWebブラウザ「Safari」のオープンソース・コンポーネントをベースとする、独自のモバイルWebブラウザの開発に着手した。
ミニモ・プロジェクトの責任者であるダグ・ターナー氏は、こうした浮き沈みを資金難の影響によるものだと説明する。同氏はIDG News Serviceの取材に対し、「Minimoは資金協力を得られることが前提のオープンソース・プロジェクトだ。われわれは、将来Minimoが広く利用される可能性を信じて、資金不足のときでも開発を継続するよう努力している」と、電子メールで回答した。
しかし最新版がリリースされても、Minimoの将来性を危ぶむ声は消えない。
ターナー氏は昨年末、同プロジェクトには時間をあまり割いていないと自身のブログで明らかにしている。その中で同氏は、「モバイルWebブラウザは数多く存在するが、携帯電話のキャリアが市場を仕切っている状態で、エンドユーザーの利用率は低い。この状況が変化するのは、2〜3年先のことだろう」と書き込んでいる。
また同氏は、「ある調査結果では、Webブラウザ市場におけるモバイルWebブラウザの割合は1%にも満たない」と、モバイルWebブラウザ全体のシェアが小さいことを指摘する。
しかし一方、オペラが提供するモバイルWebブラウザ「Opera Mobile」は、有料にもかかわらずユーザー数を増やしている。Opera Mobileは、マイクロソフトの最新モバイルOS「Windows Mobile 6.0」を搭載するスマートフォンにも対応しており、「Opera Mobile for Smartphone」と「Opera Mobile for Pocket PC」を合計した今年2月の月間ダウンロード数は、前年同月比で50%増の21万6,283件だったという。
なお、今年2月に新バージョンがリリースされたオペラの携帯電話用ブラウザ「Opera Mini」は、同社サイトから無料でダウンロード可能だ。
ちなみに、マイクロソフトも3月28日にモバイルWebブラウザの「Deepfish」を発表している。今後はMinimo vs. Opera vs. Deepfishという構図で、熾烈なシェア獲得競争が繰り広げられそうだ。
(ナンシー・ゴリング/IDG News Service シアトル支局)
- ミニモ・プロジェクト
- http://www.mozilla.org/projects/minimo/
































