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Apple ウォッチ

[米国] 【IDC調査】
iPhoneに「興味あり」は60%でも「即買いしたい」は10%

高価格と通信キャリア契約が足かせに

(2007年06月20日)

注目度は120%の「iPhone」。しかし、成功へのハードルは(意外と)多そうだ

 米国IDCは6月19日、来週に発売が予定されている米国アップルの「iPhone」の需要に関する調査リポートを発表した。

 同調査は携帯電話の購入を検討しているユーザー456人を対象に、オンラインでアンケートを実施したもの。それによると、回答者の60%は「興味がある」としたものの、「実際に購入したい」と回答したのは10%にとどまったという。

 IDCでアナリストを務めるクリス・へーゼルトン氏はこの結果について、「価格が購入の足かせになっている。iPhoneの通信キャリアは米国AT&Tだけなので、ユーザーはiPhone本体のほかに、AT&Tに2年間の新規サービス契約費用を支払う必要がある。(新携帯端末のために)新たに通信キャリアとサービス契約を結ぶユーザーは少数だ」と指摘する。

 なお、現在利用している通信キャリアで、iPhoneの提供が開始されれば購入したいと回答したユーザーは、17%に上っている。

 iPhoneは4GBモデルが499ドル、8GBモデルが599ドルで販売される予定だ。へーゼルトン氏は、「熱狂的なユーザーには受け入れられる価格でも、ほかの携帯電話端末と比較して高い。何年も前から注目されている製品なので、最初の100万台はすぐに完売するだろう。しかし、2008年末までに1,000万台を販売するという目標を達成できるかどうかは、実際の“ユーザー体験”次第だ」と分析する。

 へーゼルトン氏が指摘する“ユーザー体験”とは、iPhoneの使い勝手である。iPhoneにはキーボードが搭載されておらず、タッチスクリーン操作となる。一部のアナリストは、画面に傷が付くと正常に動作しなくなる可能性を指摘している。

 またデータ通信には、現在主流となっている3G(第3世代)技術ではなく、2.5G技術が採用されている。一部のアプリケーション・ベンダーは、2.5Gではエンターテインメント系のアプリケーションが快適に動かないことも起こると懸念している。

 「米国のスマートフォン利用者は、ほとんどがビジネス・ユーザーで、iPhoneは初のコンシューマー向けスマートフォンになる。OSが頻繁にクラッシュするなどのトラブルが発生すれば、iPhoneはそのプロジェクト自体が頓挫することになりかねない」(へーゼルトン氏)

 一方同氏は、iPhoneの成功は競合他社にとってもプラスになると指摘する。

 「iPhoneは、米国コンシューマーのスマートフォン市場を開拓するパイオニアとして期待されている。iPhoneが成功すれば、スマートフォンの発売を検討しているベンダーも、積極的に製品を投入するだろう。またiPhoneの影響で、スマートフォンは携帯電話よりも高価だとユーザーが納得すれば、各ベンダーや通信キャリアは、高額なプランの契約が取れるようになるだろう」(へーゼルトン氏)

(グレッグ・カイザー/Computerworld オンライン米国版)




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