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[欧州]
苦戦が予想されるiPhoneの欧州進出
ノキアらが競合製品や新技術で対抗
(2007年09月14日)
欧州での「iPhone」発売が迫るなか、同製品に市場シェアを奪われるのを阻止すべく、ノキアなどの携帯電話メーカーが対抗製品や新技術の開発を急いでいる。英国に本拠を置くコンサルティング会社オーバムのアナリストは、こうしたiPhone包囲網によりアップルは欧州市場で苦戦するとの見方を示している。
オーバムでシニア・アナリストを務めるジョス・ジレット氏は、アップルがわずか74日間でiPhoneの販売台数を100万台に乗せたことを「見事」と評しながらも、欧州では強力なiPhone包囲網に阻まれ、目標達成への道のりは困難なものになるとの見通しを示した。
「この花形製品は欧州市場でライバル製品との激しい競争に直面するだろう。また、商業的圧力も強まり、iPhoneをめぐる熱狂は2008年初めには収まっていると思う」(ジレット氏)
ジレット氏は、iPhoneが「非常にエキサイティングな製品」であり、携帯電話のユーザビリティ(使いやすさ)の面で他メーカーのやり方と一線を画していることを高く評価している。だが同氏は、ノキアやソニー・エリクソン、LG、サムスン、モトローラといったライバルたちが、欧州でのシェアがiPhoneに浸食されるのを戦わずして受け入れるとは思えないと語る。
競合メーカー各社は、既存の流通モデルや価格設定の柔軟性、マーケティング上の優位性を駆使しながらiPhoneと競争を繰り広げるに違いない。とりわけノキアは、iPhoneの競合製品を投入することで、アップルが得意とする排他的なマーケティング戦略に圧力をかけるとみられている。
またソニー・エリクソンも、欧州向けに最適化された音楽市場がiPhoneに浸食されるのを黙って見ているはずはない。ジレット氏はソニー・エリクソンについて、「同社製デバイスはユーザー・フレンドリでブランド認知度も高い」と評価している。
ジレット氏によると、LG、サムスン、モトローラも新世代のモバイル・デバイスを開発中だという。主要メーカーはすでに、5メガピクセル・カメラやHSDPAチップセット、30フレーム/秒のディスプレイ、無線ダウンロード、外部メモリといった、より高度な技術標準に取り組んでいる。
だが、アップルにとって大きな懸念は、こうした技術的問題よりも、iPhoneに対する関心が薄れていくことではないだろうか。ジレット氏が指摘するように、初期需要が落ち着く2008年初めごろには、iPhoneをめぐる熱狂は収束している可能性が高い。
「(アップルのCEOである)スティーブ・ジョブズ氏は、こうした課題を認識しているはずだ。結局のところ、アップルの目標は市場のわずか1%を獲得し、それを収益性のあるものにすることだとも言える」とジレット氏は述べている。
(ジョニー・エバンズ/Macworld オンライン英国版)
- 米国アップル
- http://www.apple.com/
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