【 ここから本文 】
Appleウォッチ
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[中国]
中国初「Windows Mobile」搭載の3G端末が来年登場へ
TD-SCDMAに基づく10数個の3Gネットワーク対応端末が現在テスト中
(2007年11月27日)
中国最大の携帯電話ネットワーク事業者「China Mobile」が、同国の第3世代(3G)ネットワークに対応し、なおかつMicrosoftの「Windows Mobile 6.0」OSを搭載した初めての端末の1つをテストしていることが、11月26日に幹部の話で明らかになった。
China Mobileは2007年末までに8都市で、さらに2008年8月の北京オリンピック開催までには少なくとも10都市で、3Gネットワークの構築を終わらせる予定だ。同社は、中国が独自に開発した「TD-SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)」と呼ばれる技術に基づいた、10数個の3Gネットワーク対応端末をテストしているという。
| 中国初のWindows Mobile 6.0搭載3G対応端末になる可能性がある「S876」(台湾のIAC製) |
テストが進められている端末の1つで、台湾のInventec Appliances(IAC)が製造した「S876」は、中国国内で発売される製品としては初のWindows Mobile 6.0搭載デバイスになる可能性がある。11月初頭にマカオで開催されたGSM Association(GSMA)の「Mobile Asia Congress」で、完成品の詳細を発表した端末メーカーは唯一同社のみだったからだ。
China Mobileの幹部は同端末をテストしていることを認め、IDG News ServiceはIACの幹部から同端末の写真と追加情報を入手した。一方、Zhejiang Holley Communications(Holley Comm)を含むそのほかの端末メーカーも、同国向けのWindows Mobile 6.0搭載3G対応端末の開発に着手していると発言した。
IAC上海事業所でスマートフォン担当責任者を務めるスティーブン・シン(Steven Qin)氏によると、同社のS876は2008年第2四半期に同国内ユーザーへの提供が始まるという。
S876はデュアル・モードに対応し、3G TD-SCDMAからGSM/GPRS(Global System for Mobile Telecommunications/General Packet Radio Service)に切り替えられる。画面は2.4インチのタッチ・スクリーン式で、3メガピクセルのオートフォーカス・カメラとマイクロSDカード・スロットを搭載している。また、キーパッドにはCCITT(Comite Consultatif International Telephonique et Telegraphique)を採用し、タッチ式ホイールでの操作も可能だ。
マカオのGSMAイベントでは、Samsung ElectronicsおよびLG Electronicsなどの端末メーカーが、中国における3Gサービスの開始をにらみ、50種類以上もの携帯電話を発表した。ただし、出品された端末の一部はプラスチックの陳列ケースに保管されたままで、ハードウェアやソフトウェアの仕様も公表されなかった。Windows Mobileのほかには、SymbianとLinuxが中国の3G携帯にOSとして採用される見込みだ。China Mobileは、Googleの「Android」電話ソフトウェアもサポートしている。
中国の携帯電話会社の大半がみずからの3Gネットワークに関するプランを発表しておらず、中国政府も3Gライセンスのオークションをいつ開くのかさえ公言していない。しかし、Mobile Asia Congressに参加したChina Mobileや複数の機器メーカーの幹部らは、北京オリンピックまでにはサービスを利用できるようになるはずだと述べた。
中国の携帯電話ユーザー数は世界で最も多い。同国信息産業部の調べでは、2007年9月末時点での利用者数は5億2,330万人に上ったという。
(Dan Nystedt/IDG News Service 台北支局)
- China Mobile
- http://www.chinamobile.com/
































