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[世界]
【XMG調査】
世界のオフショア市場は2008年も堅調に拡大――米国調査会社が予測
人件費や不動産価格の高騰でコスト上昇の懸念も
(2007年10月31日)
調査会社の米国XMGが実施した調査によると、ITアウトソーシング、BPO(Business Process Outsourcing)、コールセンター・サービスなどを含む世界のオフショア・アウトソーシング市場は、2006年の2490億ドル規模から、2007年は19.31%拡大し、2970億ドル規模に達する見込みだ。また、2010年までには、同市場全体で4500億ドル規模に拡大するとの予測も示されている。
この調査は、アジアの主要なオフショア諸国であるインド、中国、マレーシア、フィリピンでの市場動向に重点を置いて行われた。調査によると、インドのオフショア市場は2007年に341億ドル規模に達し、年平均成長率(CAGR)29.5%を記録、世界で11.5%のシェアを占める見通しだという。また、最低でも15%の世界シェアを維持しながら、2010年まではトップの座に留まると見込まれている。
一方、中国のオフショア市場は、2007年のCAGRが47.9%、売上高は131億ドルを記録、世界でのシェアは4.4%に拡大する模様だ。また、フィリピンは2007年に売上高41億ドルに達し、世界シェア1.4%、マレーシアの2007年の売上高は36億ドル、世界シェアは1.2%となると見込まれている。なお、マレーシアとフィリピンの2006年の市場シェアは、それぞれ1.04%と1.02%だった。
XMGの初代社長で主任アナリストのラウロ・ビベス氏は、次のように語っている。「今後も、インドや中国がオフショア市場をリードするのは予想どおりだが、今回の調査では、他のアジア諸国においても成長の見通しが明らかとなった。特にフィリピンは62%という驚異的な成長率で拡大している」
マレーシアが38%のCAGRを記録しながら、ほかの国に遅れを取っている背景には、オフショア産業の成長を維持するだけの人材が不足しているという事情がある。マレーシアはその点を認識し、最近では、より付加価値の高いサービスによって売上高の拡大に注力しているという。
なお、XMGの調査では、人件費や不動産価格の高騰の影響を受け、オフショア市場全体でオペレーション・コストが上昇傾向にあることも指摘されている。特にインドとフィリピンに関しては、2008年は人材不足のためにそれぞれ11%と8%の人件費上昇が予想されている。こうした傾向には、米ドルの下落とアジア通貨の上昇も影響しているという。
(メルバ=ジャン・ベルナ/Computerworld フィリピン)
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