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事業継続マネジメント(BCM/DR)

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[国内]
F5、ファイル仮想化製品を軸とする事業戦略を発表

「2007年に買収したAcopiaの製品でストレージ管理市場リーダーを目指す」

(2008年01月24日)

 F5ネットワークスジャパンは1月24日、2007年9月に同社が買収した米国Acopia Networksの製品を軸とする取り組みについて発表した。今後は、WAN最適化アプライアンス「WANJet」と旧Acopiaのファイル仮想化製品「Acopia ARX」とを組み合わせた事業戦略を推進していくとした。

F5ネットワークスジャパン代表取締役社長 長崎忠雄氏

 発表に際し、F5ネットワークスジャパン代表取締役社長の長崎忠雄氏は、ファイル・データの爆発的増大に伴うファイル・ストレージ容量の増大が、企業にとって解決すべき課題となっていることを指摘した。

 「ファイル・データの増大に対して不用なストレージが追加されているのが現状であり、コスト増を招いている。増えたファイルの管理も課題だ。また、データ増に伴う通信トラフィックの増大、それによるシステム・パフォーマンスの低下、データが散在したことで適切なファイルにアクセスできないといった問題も生じている」(長崎氏)

 こうした問題に対し、長崎氏は、ファイル・ストレージ仮想化技術が有効であると語った。


F5が説明する「ファイル・ストレージ仮想化技術」。複数の物理的ボリュームを1つのファイル・ストレージとして認識できるようにする。

 同氏の説明によると、ファイル・ストレージ仮想化技術とは、複数の物理的ボリュームを1つのファイル・ストレージとして認識できるようにする技術のこと。これにより、ストレージ容量を柔軟かつ適切に割り当てることが可能になり、使用率の向上ひいては投資効率の増加につながるという。ファイル・データが分散していたとしてもクライアントはそれを意識することがなくなるとしている。

 F5は、このファイル・ストレージ仮想化技術を提供するAcopia ARXシリーズをすでにF5ブランドとして投入しており、昨年12月11日には国内向けに、ARX500、ARX1000、ARX6000の販売を開始した。

 ARXシリーズのメリットとして同社は、NAS(Network Attached Storage)やファイル・サーバといった異なるシステム間や異なるベンダーのストレージ製品間でのファイル・データの移行が業務を止めることなく可能になることを挙げた。これにより、業務中断のリスクが軽減されるとともに、マイグレーションが柔軟に行えるようになるという。

 また、使用頻度の低いデータは安価なストレージに自動的に移動するティアリング(階層化)技術による運用コストの低減と効率的なバックアップの実現、既存のファイル・サーバやNASに対する自動ロード・バランシング(負荷分散)機能によるシステム・パフォーマンスの向上といったメリットも紹介された。

 なお同社は、ファイル・データの効率的な保存/管理が可能なARXシリーズと、WAN高速化を実現するWANJetを組み合わせることで、企業内トラフィックは減少し、ファイルのやり取りや管理がより快適になると説明。データセンターの集約化や、ディザスタ・リカバリ・サイトの効率的な運用も支援するとした。

 加えて同社は今後、両製品を組み合わせた事業戦略を推進するために、新たな部門を立ち上げたことも明らかにした。

 長崎氏は、F5が進めるADN(アプリケーション・デリバリ・ネットワーキング)とファイル・ストレージ仮想化技術とのかかわりについても触れ、「ファイル・ストレージ仮想化技術はADNを拡張するものになる」と説明した(関連記事)。

 同氏はまた、「(ARXシリーズによって)ストレージ管理市場にADNの概念を拡大させ、数年以内に同市場のマーケット・リーダーになる」と意気込みを語った。

(高山哲司/Computerworld)




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