【 ここから本文 】

ビジネス・コミュニケーション進化論

ソーシャルブックマークに登録 : Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに登録 del.icio.usに登録 newsing it!に登録 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに登録 Slashdotにタレコむ イザ!ブックマークに登録 Twitterでつぶやく
print 印刷用ページの表示


[米国]
アドビ、Linux版AIRの初期アルファ版をリリース

Linux Foundationへの参加も表明し、LinuxでのRIA開発を促進

(2008年04月01日)

 米国Adobe Systemsは3月31日、同社のRIA(リッチ・インターネット・アプリケーション)プラットフォーム「Adobe AIR」のLinux対応初期アルファ版をリリースした。それと同時に、Linuxの普及促進と標準化を目指す非営利団体The Linux Foundationに参加したと発表した。

 WindowsやMac OS Xベースのデスクトップ上で動作するWebアプリケーションの開発を容易にするリッチ・クライアント環境としてのAIRに注目が集まっている。AIR対応アプリケーションは、HTMLやAjax(Asynchronous JavaScript+XML)、Adobe FlashなどのWebブラウザ上で稼働するWebアプリケーションと同様の技術を採用している。

 AIRランタイム・フレームワークは、Windows版とMax OS X版がすでに出荷されている。Adobeは、これらのOSに対応するアプリケーションをLinuxでも稼働させることができるようにしたいと考えているが、今回リリースされたLinux版は初期アルファ版ゆえ、対応しないアプリケーションもある。

 この点についてAdobeは、あくまで(バグが残っている可能性のある)「アルファ品質」であり、正式版に備わる予定の重要な機能も一部欠けていると説明している。バグのなかには、Sun Microsystems製Javaにのみ対応し、GNUのJavaに対応できないというものも含まれる。また、アルファ版は、文書の印刷、IPv6、複数モニタのサポート、DRM(デジタル権利管理)などの機能を実装していないという。

 AIRに対応するアプリケーションは、AdobeのRIA開発ツール「Adobe Flex」を使って開発することができる。31日に同社は、「Adobe Flex Builder Linux」の第3アルファ版もリリースしている。同ツールがあれば、Linuxマシン上でFlexフレームワークを使ってアプリケーションを開発することが可能になる。

 さて、今回、Adobeが参加を決めたLinux Foundationは、2007年にOSDL(Open Source Development Labs)とFSG(Free Standards Group)が合併してできた非営利団体であり、Hewlett-Packard、IBM、Google、Nokiaなどのベンダーが加盟している。

 Linux Foundationは、Adobeの参加を歓迎し、「オープン標準とオープンソース・ソフトウェアに対するこれまでの取り組みを自然な形で拡大した動き」としているが、Linux版AIRのソースコード公開については一切コメントしていない。ちなみに、AIRのコードに対するAdobeのエンドユーザー・ライセンスは、「リバース・エンジニアリング、逆コンパイル、逆アセンブルなど、ソフトのソースコードを見つけるための」いかなる試みも明確に禁止している。

(Peter Sayer/IDG News Serviceパリ支局)




関連記事

▲ページの先頭へ戻る


特別企画

配布文書の動的統制で情報セキュリティのあり方を変える

自由な情報デリバリーと強固な情報漏洩対策の両立に向けて

新時代のRIAプラットフォームで企業情報の価値を最大化する

バックエンド・データとの連携で業務の効率化を強力に支援

エンド・ツー・エンドでビジネス・プロセスの効率化を図る

オンラインとオフラインの両環境で業務フローを緊密に統合

事例研究

“リアル&バーチャル”での情報共有が建設プロジェクトを成功に導く

【大林組】

「情報」の活用で医療機器バリューチェーンを革新せよ

【オリンパスメディカルシステムズ】

研究開発ノウハウの共有でイノベーションを図る

【P&G】

インテリジェントな電子フォームで業務プロセスを大改革

【米国スナップオン・クレジット】

キャッチアップ

「リッチ・クライアントに求められているのは、すぐれたユーザー・エクスペリエンス」

企業IT分野でリッチ・クライアントが真に普及するための条件とは

「エンタープライズ・ウィジェット」その可能性と課題を探る

企業内で新たな活用領域を見いだすなか、セキュリティには手つかず

開発者の“インスピレーション”を刺激し、Webとデスクトップの融合を加速する、アドビのRIA戦略

注目の「AIR」をはじめ、RIA関連の次世代技術を一挙公開

ユーザーの声から考える“情報共有/活用基盤2.0”

エンタープライズ検索/イントラ・ブログ/ソーシャル・ブックマークの企業での活用

「アジャイル開発とPHPの相性は良好だ」――ゼンドとアドビが強調

PHPのオブジェクト指向性がアジャイル・プロセスにマッチ

ビジネスの核となる「情報・データ基盤」どう強化し、どう活用すべきか

「新時代の情報系」に求められる技術と戦略

目指すは「脱ブラウザ」――スタンドアロン型リッチ・クライアント最新事情

次世代デスクトップ・プラットフォームの“本命”となるか

「Web 2.0 Summit」で語られたコンピューティングの未来

イノベーション創出のため、Web 2.0を製品戦略に取り入れるベンダー各社

米国アドビ社長が語る、製品戦略の「次なる一手」

今後の注力分野は“ビデオ&モバイル”

情報統制

社員のアクセス管理は「無法状態」――組織の分散化が原因?

「アクセス権に関する責任の所在は特定が困難で、検討機会もない」

エンタープライズ・データを守れ

担当者が負担に押しつぶされず、企業にとって価値のある情報を保護するために

情報漏洩に備える――ダメージを抑えるための心得7カ条

セキュリティ責任者が実践すべきこと、すべきでないこと

コンプライアンス時代の情報セキュリティ・ポリシー

英国の事例から情報セキュリティ対策の有効策を探る

ビジネス・プロセス管理

「SOAとBPM」の相関を理解する

システム俊敏性のさらなる向上を図るためのアプローチ

「サービス」の真意をとらえ、社内体制を整える――そこからSOAプロジェクトは始まる

経営層とIT/IS部門に求められる、業務視点のシステム構築

「全社横断型の戦略部門」への転換がIT部門の未来を切り開く

企業の“DNA”に沿った事業戦略をITで具現化するという「大役」を果たすためには

IT化の“ラスト1マイル”は「人がかかわるプロセス」──米国アドビ幹部

「ドキュメント・人・プロセス」の統合を図る、アドビのエンタープライズ戦略

完全なる”ペーパーレス・オフィスの実現に向けて

「もはや企業に選択の余地はない!」

BPM製品のトレンドと導入/運用の4ステップ

「モデル」「デザイン」「デプロイ」「監視」の基本フローを押さえる

トレンド・ウォッチ

IBM、Rational/WebSphere/Lotus製品・サービスのモバイル向け機能を強化

開発ツールのモバイル対応強化と新サービス「Mobility@Work」の提供(2008年08月11日)

アドビ、プロセス自動化ソフト「LiveCycle ES」の新版を発表

オープンソースのECM/PDFへの自動変換機能を新たに搭載(2008年06月18日)

アドビ、RIA技術でWeb会議/eラーニング・ソリューションを刷新

「Adobe Acrobat Connect Pro」最新版をリリース(2008年06月06日)

JavaFXの強みはユビキタス性――サンが新RIA技術の多彩なランタイムをアピール

今秋リリースのJava SE 6 Update 10から提供へ(2008年05月12日)

カール、Adobe AIR対抗のオフライン対応RIAランタイムを開発

AIRとの違いは企業向け機能の充実。ベータ版を来週公開へ(2008年04月15日)

小売企業の課題は販売チャネルの連携――旧式の情報システムがネックに

“クロスチャネル網”の構築過程でシステム上の問題が多発(2008年04月04日)

Windows Mobileが、SilverlightとFlashを今後のバージョンでサポート

モバイル環境でもRIA対応を進めるマイクロソフト。時期は未定(2008年03月17日)

生誕10周年を迎えた「XML」――その普及・活用の進展度を知る

「もはや“空気”のような存在であり、必要不可欠なものに」(2008年03月13日)

IBM、ユニファイド・コミュニケーション事業に3年間で10億ドルを投資

大規模ビジネスへの提供を指向し、Lotusへの投資も加速(2008年03月11日)

小売業界がBIを重視、顧客ニーズへの対応で活用

7割の企業がすでに導入/利用(2008年02月27日)

「データ品質がビジネスの成否を左右する」

TVJP栗原氏がデータ・アーキテクチャの全体最適化を提言(2008年02月14日)

先行するアドビ、追うマイクロソフト――RIA市場でしのぎを削る両社の強みと課題

ユーザー数でFlashに劣るSilverlight、開発環境はVisual StudioがFlexに勝る(2007年12月26日)

アドビ、オープンソースのRIA開発ツール「BlazeDS」を公開

データ転送とパフォーマンスの改善を支援(2007年12月14日)

Weekly Ranking

集計期間:08/21〜08/27



Computerworld Global
米国
英国
中国
ドイツ
オーストラリア
シンガポール
その他の国