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[国内]
【ノークリサーチ調査】
2008年の国内SMB向けグループウェア市場、サイボウズが26.3%のトップ・シェアを獲得
年商50億円以上の企業では日本IBMの強さが目立つ
(2008年09月24日)
IT市場調査会社のノークリサーチは9月24日、2008年の国内SMB(小・中規模企業)のグループウェア導入状況に関する調査結果を発表した。それによると、「サイボウズ Office」と「サイボウズ ガルーン」の合計シェアが26.3%となり、昨年に引き続きサイボウズが首位を維持している。
サイボウズ Office単体でのシェアは22.0%、サイボウズ ガルーン単体は4.3%であり、製品単体として見ると、日本IBMの「Lotus Notes/Domino」が25.1%のトップ・シェアとなる。また、利用予定シェアとパッケージ評価においてもサイボウズ製品が首位を獲得しており、ノークリサーチによれば、比較的シンプルな機能を求めるSMBのニーズをサイボウズが的確にとらえている結果だと評価している。
| 国内SMB向けグループウェアのシェア状況 |
一方、Lotus Notes/Dominoは製品評価では順位を下げており、マイクロソフトの「Microsoft Exchange」やネオジャパンの「desknet's/iOffice」よりも低評価となっている。Lotus Notes/Dominoはアプリケーション開発環境としての側面も持っていることから、Lotus Notes/Domino上でユーザーが独自アプリの開発をする際には開発工数が短縮できる。その反面、スクラッチ開発と比較した際の制約事項が多くなってしまう。こうした点が低評価につながるケースが増えていると、ノークリサーチは分析している。
また、企業の年商別に見ると、年商50億円未満の企業にはサイボウズ Office/ガルーンがトップ・シェア(合計29.7%)であるが、年商50億円以上の企業ではLotus Notes/Dominoがトップ・シェア(29.6%)を獲得している。しかし、利用予定シェアでは、サイボウズ製品の堅調な人気がうかがえるとしている。グループウェアはパッケージ化率が96.7%に達しており、非常に成熟した市場であるため、各ベンダーは自社製品がアプローチできていない市場へ注力する傾向が強いという。
近年のサイボウズは、サイボウズ ガルーンでユーザー数3,000名以上の大規模案件へのアプローチを強化している。大手企業への導入などで実績を上げつつあるが、2007年比で導入数は9.3%増にとどまっており、Lotus Notes/Dominoの20.5%増、Microsoft Exchangeの21.9%増と比較すると伸びは緩やかである。
一方、日本IBMは、アプライアンス製品である「Lotus Foundation」でサイボウズが得意とする従業員数500名未満の企業へのアプローチを強化している。加えて、「Bluehouse」(開発コード名)と呼ばれるインスタント・メッセージ(IM)やWeb会議システムの提供計画、Lotus Notes/DominoのSaaSモデルでの提供などを通してSMB領域へ本腰を入れている。ノークリサーチは、日本IBMのこうした動きは、ユニファイド・コミュニケーションとの融合をねらった戦略であると見ている。
(Computerworld.jp)
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