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[米国]
【ADOBE MAX 2007】
アドビ、Adobe AIRのベータ2をリリース
RIA分野の強化で、グーグルとマイクロソフトに宣戦布告?
(2007年10月02日)
| 「Adobe AIR」のベータ2と「Flex 3」のベータ2は「Adobe Developer Connection」からダウンロードできる |
米国アドビ システムズは10月1日、リッチ・インターネット・アプリケーション(RIA)実行環境「Adobe AIR(Adobe Integrated Runtime)」の、ベータ2をリリースしたと発表した。
Adobe AIRのベータ2は、同社の開発者向けWebサイト「Adobe Developer Connection」からダウンロードできる。なお、同Webサイトには、Flashアプリケーションの開発環境「Flex 3」のベータ2も公開されている。
Adobe AIRは、デスクトップ環境でRIAの実行を可能にするランタイム・プログラムである。Adobe AIRを利用すれば、HTMLやAjax(Asynchronous JavaScript and XML)、FlashなどのWeb開発言語で開発したアプリケーションを、ユーザーのデスクトップ上でローカルに動作させることができる。
アドビの経営陣は、シカゴで開催中のテクニカル・コンファレンス「ADOBE MAX 2007 North America」(9月30日-10月3日開催)において、同社が今後もAdobe AIRの開発に注力していくことを強調した。
同社はAdobe AIRの正式版を、2008年第1四半期中にリリースするとしているが、今回のコンファレンスでは、具体的なリリース日は明らかにされなかった。
アドビは現在、オンライン・アプリ分野において、米国マイクロソフトの強力なライバルとなりつつあるようだ。
マイクロソフトは同日、オンラインで「Office」製品群を利用できるサービス「Office Live Workspace」を発表した。一方、アドビも同日、Webベースのワープロ・ソフトウェア「Buzzword」を開発/提供するバーチャル・ユビキティの買収を発表している。
アドビでCEOを務めるブルース・チゼン氏は、「クライアントPC向けの技術を提供するには、マイクロソフトと協力しなければならない。しかし『マイクロソフト』と聞いて、『パートナー』ということばは頭に浮かばない」と語った。
また、アドビで社長兼COO(最高執行責任者)を務めるシャンタヌ・ナラヤン氏は、今後は「Adobe Acrobat」をはじめとする、あらゆるデスクトップ・アプリケーションの主要コンポーネントを使用し、オンライン・アプリを充実させていく方針を明らかにした。
「(オンライン・アプリを充実させることで)今後は、マイクロソフトだけでなく米国グーグルもライバルとなる」(ナラヤン氏)
グーグルやマイクロソフトのオンライン・アプリ戦略は、広告収入が重要な役割を占めている。アドビのオンライン・アプリ戦略も、広告収入に主眼を置いたビジネス・モデルを目指すのか――。この質問に対し、チゼン氏は以下のように回答した。
「オンライン・アプリ戦略は、さまざまなビジネス・モデルが考えられる。広告を表示させる場合には、アプリケーションを利用するユーザーが不快に感じないことが大前提だ。この課題については、すでにテストを開始している」
(エリザベス・モンタルバノ/IDG News Serviceニューヨーク支局)
- 米国アドビ システムズ
- http://www.adobe.com/
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