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[米国]
グーグル、Android搭載携帯電話のデモを披露――お手本はiPhone?
「iPhoneのようにすぐれたWebブラウザ機能を組み込むことが目標」
(2008年05月29日)
米国Googleは5月28日、サンフランシスコで開催中のコンファレンス「Google I/O」の会場で、オープンソースのOS「Android」を搭載した携帯電話のデモンストレーションを行った。同製品は米国Appleの「iPhone」に似ているものの、同社幹部は「携帯電話市場でiPhoneに真っ向から挑むつもりはない」と語っている。
同社がデモを行ったのは、iPhoneと同様、タッチスクリーン機能や先進的なグラフィックス機能、インターネット・アクセス機能を備えた製品だ。Googleのエンジニアリング担当バイスプレジデント、ビック・グンドートラ(Vic Gundotra)氏は、オープンソースのAndroidを普及させることにより、現在はiPhoneなどの端末に限られているすぐれたWebブラウザ機能を一般の携帯電話でも利用できるようにすることが、同社の目指すところであると強調した。
「いずれ携帯電話が、あらゆるアプリケーションを利用するための“入り口”になるとわれわれは考えている」(同氏)
とかくAndroidは、iPhoneに対抗する技術ととらえられがちだが、Gundotra氏はiPhoneについて、「すぐれたWebブラウザ機能を備えたワールドクラスのデバイスであり、携帯電話にWebブラウザ機能を組み込むという当社の大目標をすでに達成している製品だ。われわれとしては、すべての携帯電話がiPhone並みになればよいと考えている」と、称賛した。
なおAndroidは、Appleのオープンソース・ブラウザ・エンジン「WebKit」にも依存している。
会場では、Androidシステムに街路の映像を表示させたり、New York Times紙のサイトを表示させたりするデモが披露された。また、ステータス・バーから留守番電話にアクセスする機能や、Gmailなどへのショートカット機能が紹介されたほか、WebKit対応携帯電話向けに開発されたアプリケーションを稼働させるデモも行われた。
Androidの技術は、Googleが主導するOpen Handset Allianceの管理下にある。これまでに米国Motorolaや台湾HTC、韓国Samsung Electronics、韓国LG ElectronicsなどがAndroid搭載デバイスの開発計画を発表しており、米国Sprint NextelやドイツT-Mobile、米国AT&Tなどの電話会社もAndroid向けサービスの提供を計画している。
Googleは、Androidの普及によって携帯電話でのインターネット利用が拡大すれば、収益を伸ばすことができると期待している。Gundotra氏は、「われわれは、オープンなインターネットの世界で順調に業績を伸ばしている。携帯電話の世界にもこのモデルを広げたいと考えている」と語った。
(Paul Krill/InfoWorld米国版)
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