【 ここから本文 】
ビジネス・インテリジェンス
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示

[米国]
【Gartner調査】
普及に拍車がかかるエンタープライズ検索、2012年には大規模企業の半数以上が導入
「エンタープライズ検索はシステム基盤のデフォルト機能になる」
(2008年04月11日)
米国Gartnerは4月10日、米国ラスベガスで開催した自社イベント「Gartner Symposium/ITxpo 2008」において、今後エンタープライズ検索は順調に普及し、企業の必須アイテムになるとの見解を明らかにした。
Gartnerのアナリスト、ホイット・アンドリュース(Whit Andrews)氏は、「エンタープライズ検索と呼ばれる情報アクセス技術は、2012年までに、『Global 2000』にリストアップされている企業の半数以上で導入される。企業は自社で保有するデータの90%以上を、同技術を利用して検索/分析できるようになるだろう」という考えを示した。なお、Gartnerでは、エンタープライズ検索を、「情報アクセス技術」という一般的な呼称で呼んでいる。
米国Microsoftは今年1月、エンタープライズ検索エンジンを提供するノルウェーのFast Search&Transferを12億ドルで買収する計画を明らかにした(関連記事)。この動きからもわかるとおり、エンタープライズ検索市場の将来性を有望視する声は多い。
Andrews氏はComputerworldの取材に対し、「今後、ITシステム基盤を提供しているすべてのベンダーは、なんらかの手段を用いて自社製品に情報アクセス技術を備える必要に迫られるだろう」とコメントした。
しかし、エンタープライズ検索を所有していないベンダーが、大手独立系のエンタープライズ検索ベンダーを買収するためには、多額の費用を要する。例えば、大手エンタープライズ検索ベンダーである英国Autonomyの時価総額は、40億ドルに上る(同社Webサイトより)。
Andrews氏は「今後、情報アクセス技術分野で、大々的な再編が行われるかどうかは不明だ。ただし、小規模なエンタープライズ検索ベンダーは、大手ベンダーからの買収提案を待っているはずである。彼らが生き残るためには、大手ベンダーに買収されるか、他社がまねできないような独自性のあるサービスを提供するしかない」との見解を明らかにした。
またAndrews氏は、エンタープライズ検索を提供するベンダーは今後、ユーザーからの厳しい要求に応えていくよう注力する必要があると指摘した。
「情報アクセス技術を利用するエンドユーザーは、検索対象とならないアプリケーションが存在することや、検索できない非構造化データがあることに不満を持っている。情報アクセス技術を提供するベンダーは、エンドユーザーの要求をくみ取る努力が必要だ。インデックス化の柔軟性、ドキュメント・レベル(場合によってはサブドキュメント・レベル)でのセキュリティ対策、特定のビジネス・アプリケーションにもアクセスできる機能の搭載など、課題は多い」(Andrews氏)
またAndrews氏は、「2012年末までに、Global 2000にリストアップされている企業の情報アクセス・プラットフォームが標準化されることは、“絶対に”ないだろう」との見解も明らかにした。
(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)
【FastSearch & Transfer FASTforward'08】「検索でユーザーに革命を起こす」マイクロソフトが惚れ込んだファストの人材、技術、ビジョンとは



ファストのCEO、「マイクロソフトによる買収は、すぐれた検索を広範に提供できるチャンスだ」とシナジー効果を強調
[米国]マイクロソフトとグーグル、エンタープライズ検索の優位争いで火花
両社幹部の直接対決で鮮明になった“むき出しのライバル心”
【インタビュー】グーグル幹部、エンタープライズ分野への意気込みを語る


「ITマネジャーやCIOにも十分食い込める」
企業ITインフラ上での位置づけを押さえ、導入に備えよう
Web検索エンジンの覇者、“ファイアウォールの内側”に挑む










