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[米国]
ネットスイート、中堅企業のグローバル経営を支援する「NetSuite OneWorld」を発表
「真の意味でのリアルタイム・グローバル経営管理を実現する」とネルソンCEO
(2008年04月17日)
米国NetSuiteは4月16日、同社のSaaSアプリケーション・スイート「NetSuite」のアドオン製品として、中堅企業のグローバル展開を支援するための機能拡張モジュール「NetSuite OneWorld」を発表した。同モジュールは、主にNetSuiteのホステッドERPアプリケーションの機能を拡張し、企業が各国で展開する支社の経営活動を、統合的かつリアルタイムに管理・調停することを可能にする製品である。
| OneWorldモジュールをみずから披露した、米国NetSuiteのCEO、Zach Nelson氏 |
新製品となるOneWorldモジュールは、16日に米国サンフランシスコ市内で開かれた製品発表会イベントで、同社CEOのザック・ネルソン(Zach Nelson)氏みずからによって紹介された。
最初に同氏は、グローバルITシステムに対する従来型のアプローチが抱える問題を指摘した。「支社の数だけ基幹データベースが存在し、それにつながるアプリケーションが大量に走っていて、これらを単に本社のシステムとつないだだけのシステムは、真にグローバル対応とは呼べない」(Nelson氏)
そしてNelson氏は、同社が創業以来注力してきたシングル・インスタンスの統合業務アプリケーション・スイートを各国に展開することこそが、グローバルITシステムの正しいアプローチであるとし、それを可能にする新しいアドオン・モジュールとしてOneWorldを紹介した。「OneWorldを用いることで、NetSuiteのユーザー企業は、クリック1つで各国の支社のビジネスを把握し、管理・調停を行えるようになる」
NetSuiteスイートで提供されるERP、CRM、eコマース、そしてビジネス・インテリジェンス(BI)の各ホステッド・アプリケーションは、OneWorldモジュールの追加により、1社導入時と同様、垂直統合された形で各国の支社への配備が可能になるという。その際、データベースは本社で利用するNetSuiteにただ1つ設置され、各アプリケーションやそれらが扱うデータはすべて、各国の従業員の役職・権限に基づき、適切なアクセス制御の下で提供されることになる。
| OneWorldのデモでは、グローバルで一貫性を保ったうえで通貨率の更新処理を行うさまが示された |
OneWorldに備わるグローバル経営管理機能の一例として、Nelson氏は通貨の調停機能を挙げた。同モジュールによって、各国の市場に合わせて設定される通貨率は自動的に更新され、グローバルで常に一貫性が保たれることになる。同氏はこの機能をデモンストレーションを行って説明してみせた。ステージ上では、日本支社の販売担当マネジャーが、NetSuiteのeコマース管理システムに円で数字の入力を行うと、直ちにシステムが更新され、同じシステムにアクセスした英国支社の販売担当マネジャーが、ポンドでその処理を確認することができる、というシーンが実演された。
「グローバル経営において、真の意味でのリアルタイム経営管理を実現するOneWorldの提供により、NetSuiteは中堅企業のグローバル展開を強力に支援する」とNelson氏はアピールした。OneWorldの価格は1カ月当たり1,999米国ドルで、NetSuiteのアドオン製品として販売される。
(河原 潤/Computerworld)
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