【 ここから本文 】

ビジネス・インテリジェンス

ソーシャルブックマークに登録 : Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに登録 del.icio.usに登録 newsing it!に登録 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに登録 Slashdotにタレコむ イザ!ブックマークに登録 Twitterでつぶやく
print 印刷用ページの表示


ビジネス・インテリジェンス

[米国]
HP、BIワークロードの処理を効率化するDWHアプライアンス新版をリリース

短いクエリと大規模タスクをバランシング

(2008年06月03日)

 米国Hewlett-Packard(HP)は6月2日、DWH(データ・ウェアハウス)アプライアンスの新版「HP Neoview 2.3」を発表した。Neoview新版では、個々の担当者から発信される膨大な量の短いクエリと、会社経営上の包括的な分析といった大規模かつ複雑なタスクとのバランスをとることで、業務BI(ビジネス・インテリジェンス)におけるやっかいな問題の解決を支援する。

 Neoviewは、データ・ウェアハウジング向けサーバ・ハードウェアやソフトウェア、サービスなどを統合したアプライアンス製品で、小売り大手の米国Wal-MartやHP自身が実際に導入している。2006年10月の発売以来、2番目に大きなアップグレード版となるNeoview 2.3には、業務BIの多様なワークロードを効率的に処理する複数の機能が追加されている。

 HPのNeoview製品マーケティング担当ディレクター、ビッシュ・マルチャンド(Vish Mulchand)氏は、「コモディティ化が加速するなか、BIは企業ビジネスの差別化を推進するのに役立つ戦略的な武器になると考えている」と語り、顧客が求める深い知識を提供するにはBIワークロードの効率的な処理が不可欠だと強調した。

 Neoview 2.3の特徴の1つは、クエリのサイズやタイプごとに適切なコンピューティング・リソースを自動的に割り当て、パフォーマンスを向上させる「Adaptive Segmentation」技術にある。「当社のシステムは、自分自身を仮想的に分割できるようになっている。(Adaptive Segmentationにより)特定のクエリに対してはマシン処理能力のごく一部を割り当てるといった設定が可能なのだ。マシンの仮想分割により、並列処理を大幅に高速化できるようになった」と、Neoviewのチーフ・アーキテクトを務めるグレッグ・バタス(Greg Battas)氏は説明する。

 Battas氏によると、大型の大規模並列処理コンピュータの場合、複雑なクエリの処理はもともと得意であるものの、大量の小さなクエリを同時に扱うことには長けていないケースが多いという。

 一方、「HP Skewbuste」と呼ばれる新機能は、トラフィックの見張り役として働き、ボトルネックを回避してくれるものだ。例えば、顧客のID番号が誤って入力され、一顧客の購入情報が他の顧客と関係しているように見える不正確なデータなどがボトルネックとなりやすく、Skewbuste機能を使えばそうしたデータを回避することができる。

 そのほか、DWHへの物理的な入力なしにデータを扱えるようにする機能も備えている。これにより、不正なトランザクションをリアルタイムで把握し、速やかに対処するといった場合でも、分析する情報を最新の状態に保つことが可能になる。

 また、新たなワークロード管理ソフトウェアが、システムの混雑状況やアクセス中のユーザー数、利用できるリソース、ジョブをキューに入れるためのその他の要因などを常時監視する。そのため、コールセンターで顧客に対応している社員からのリクエストといった迅速な処理が必要となるクエリを、他のジョブより優先させることも容易になったという。

(Heather Havenstein/Computerworld米国版)




関連記事

▲ページの先頭へ戻る


BIユーザー事例

米国国税局の「高速/大規模データ・ウェアハウス」がもたらした効果

もう確定申告はごまかせない?――総容量150TBものデータを管理分析

キャッチアップ

進化するビジネス・インテリジェンス

「リアルタイムBI」が現場の情報のインパクトを測る

ビジネスの核となる「情報・データ基盤」をどう強化し、どう活用すべきか

「新時代の情報系」に求められる技術と戦略

ビジネス・インテリジェンスを使いこなせ!

どんな技術があるかではなく、どんな利用法があるかを考える

【連載】
新時代のITキャリア

第3回 「BIアナリスト」

BIの技術要素と活用のコツを知る

ツールの機能ばかりにとらわれず、本質を見極めよ

「BI&サーチ」先進活用

普及に拍車がかかるエンタープライズ検索、2012年には大規模企業の半数以上が導入

「エンタープライズ検索はシステム基盤のデフォルト機能になる」

ユーザーの声から考える“情報共有/活用基盤2.0”

エンタープライズ検索/イントラ・ブログ/ソーシャル・ブックマークの企業での活用

“使える!”ビジネス・インテリジェンス(BI)がやってきた

技術的「準備度」や事業目標の「認識度」を診断する

エンタープライズ検索テクノロジーの「着眼点」

企業ITインフラ上での位置づけを押さえ、導入に備えよう

再編が進むBI業界

マイクロソフト、DWHアプライアンス・ベンダーのデータレグロを買収へ

SQL Serverデータベース/データ管理プラットフォームの強化がねらい(2008年7月25日)

マイクロソフト、セマンティック検索エンジンのパワーセットを買収へ

ただし買収完了後も独立して開発を続行(2008年07月2日)

SAP、ビジネスオブジェクツ買収に伴う重複製品の整理に着手

廃止する製品でもサポートは当面継続の方針(2008年4月4日)

オラクル、 ハイペリオン買収後初の製品投入でEPM事業を強化

FusionをベースにBI基盤を整備し、財務アプリなどを実装(2008年2月28日)

IBM、コグノス買収後初となるBI製品/サービスを発表

インフォメーション・オンデマンド戦略にCognosを統合(2008年2月7日)

MicroStrategyのBI業界独立路線を顧客が支持

「業界再編が進むなか、独立企業であることは優位性につながる」(2008年1月21日)

Microsoftが検索大手のファストを12億ドルで買収へ――SharePointとの統合を推進

「エンタープライズ検索市場のリーダーになる」(2008年1月9日)

IBMのコグノス買収にアナリストらが慎重な見方

「コグノス単独のときよりも広範なニーズに対応できる」とIBM担当者は主張(2007年11月19日)

コグノス買収でささやかれるIBMの方針転換

「コグノス単独のときよりも広範なニーズに対応できる」とIBM担当者は主張(2007年11月19日)

IBM、BI大手のコグノスを50億ドルで買収

課題は技術革新への対応(2007年11月13日)

ビジネスオブジェクツの3Q業績にSAPによる買収の影響

19%の増収を達成したものの先行きの不透明さがライセンス収入に打撃(2007年10月25日)

トレンド・ウォッチ

日本IBM、BIソリューション・センターを開設

ユーザーとパートナー企業を包括的に支援(2008年7月7日)

HP、BIワークロードの処理を効率化するDWHアプライアンス新版をリリース

短いクエリと大規模タスクをバランシング(2008年6月23日)

BIに必要なのは“予見力”――SAS、BIプラットフォームの最新版「SAS 9.2」を発表

データ統合機能、分析機能、セキュリティ機能を強化(2008年5月26日)

2007年度の国内BPM/BAMミドルウェア市場、25%増の73億円に拡大

業務プロセスの自動化や“見える化”へのニーズが高まる(2008年4月4日)

サイベース、独自手法の「リアルタイムBI」を披露

DBの差分ログをベースにデータを抽出・蓄積(2008年4月2日)

SAP、ビジネスオブジェクツ買収に伴う重複製品の整理に着手

廃止する製品でもサポートは当面継続の方針(2008年3月28日)

CMOの役割――求められるマーケティングと経営戦略の融合

顧客満足度を起点とするビジネス・スタイルの確立を(2008年3月27日)

日本IBM、データ統合/管理ソフト「Information Server V8.1」を発表

IODコンセプトに基づき、企業内に分散する情報・データの統合を支援する製品(2008年3月6日)

小売業界がBIを重視、顧客ニーズへの対応で活用

7割の企業がすでに導入/利用(2008年2月27日)

Weekly Ranking

集計期間:10/07〜10/13



Computerworld Global
米国
英国
中国
ドイツ
オーストラリア
シンガポール
その他の国