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ビジネス・インテリジェンス

[国内]
SAS新社長、BIによる経営層の課題解決へ向けた体制強化を言明

(2006年10月20日)

SAS Institute Japan 代表取締役社長 吉田仁志氏

 SAS Institute Japanは10月20日、同社のBI(Business Intelligence)ソリューションと、企業文化や人材、業務プロセスにまで踏み込んでさらなる情報活用を促す「情報進化モデル」の融合によって、ユーザー企業を支援するための新事業戦略を発表した。今後は、SAS社内の体制を強化する一方、コンサルティング・ファームを含めた外部との協業も視野に入れ、CIOをはじめとする経営層にBIの価値を訴求していくとしている。今年9月に日本法人の代表取締役社長に就任した吉田仁志氏が明らかにした。

 SASは現在、データの統合・分析・将来へ向けての予測といった企業に共通で求められる機能を提供するプラットフォーム製品、CRM、SCM、リスク・マネジメントといった用途特化型のソリューション製品、さらには銀行、保険、製造、製薬といった業種特化型のソリューション製品と、3つのレイヤでBI製品を提供しているが、今後は、個々の製品を単に販売するだけでなく、その利用範囲を拡大することに注力する方針。具体的には、個人レベルから部門、全社へと情報統合を進めていく「広さ」と、情報の取得・伝達から分析、予測、ビジネス革新へと情報活用の戦略レベルを上げていく「深さ」とを、併せて追求するという。

 そのための具体策として同社では、CIO(最高情報責任者)やCFO(最高財務責任者)、COO(最高執行責任者)といった経営層にBIの価値を訴求すべく、社内のコンサルティング力と営業力の強化を進める一方、パートナー・プログラムを拡充してBIシステム構築の上流工程から導入・実装に至るまで、エンド・ツー・エンドでユーザー企業をサポートできる体制を整えていくとしている。

 また、情報活用の戦略性を高めていくための独自の方法論として同社が持っている「情報進化モデル(Information Evolution Model)」も、積極的にパートナー企業と共有していく考えで、BIプラットフォームの構築にとどまらず、企業文化や人材育成、業務プロセスも視野に入れたかたちで、包括的にBI市場の拡大を目指す方針だ。

 発表に際して吉田氏は、「ITによって情報のフラット化が進んでいる今、情報を共有し、そこから有用な知見を導き出すBI技術の重要性は大いに増している。だが、ツールがあっても、それが使いこなせなければ意味がない。今後は、あらゆる分野に強みを持つ企業と連携しながら、本質的なBIの価値を訴えていきたい」と抱負を述べた。

(CIO Online)




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