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ビジネス・インテリジェンス

[カナダ]
BI大手のコグノス、アプリックスを買収し業績管理分野で攻勢

財務分析機能を強化するオラクルやビジネスオブジェクツに対抗

(2007年09月07日)

 カナダのビジネス・インテリジェンス(BI)ベンダーであるコグノスは9月5日、米国の業績管理ソフトウェア・ベンダーであるアプリックスを3億3,900万ドルで買収すると発表した。同社は財務管理分野においてBIビジネスの拡大を目指す。

 コグノスは声明の中で、「アプリックスは業績分析技術を専門としており、64ビット・インメモリOLAP(オンライン分析処理)サーバのApplix TM1などの技術を統合することにより、製品ラインを強化できる」と説明している。

 インフォテック・グループのアソシエート・リサーチ・アナリスト、ティモシー・ヒッカーネル氏は、コグノスによるアプリックスの買収は、ハイペリオンを買収したオラクルや、カルテシスを買収したビジネスオブジェクツなどに対抗する動きと見られるが、同時に、企業でのBIの利用形態が高度化しつつあることも示していると指摘する。

 同氏によると、コンプライアンスと財務ガバナンスがCEOにとって優先課題となってきている現在、BIツールは、現実世界の問題を理解、把握するのに役立つものへと進化しつつあるという。

 「これまでBIツールは、業績管理の分野では、業績が悪化してから、あるいは監査や法的調査の過程で問題が発見されてから、事後的な対策のために利用されてきた。しかし、BIツールをプロアクティブに活用し、業績やコンプライアンス上の問題を未然に防ごうとする新しい動きが出てきている」(ヒッカーネル氏)

 コグノスは、Applix TM1を自社の「Cognos 8」プラットフォームに統合する。同プラットフォームにはCognos 8 Planning、Cognos 8 Controller、Cognos 8 Business Intelligenceなどが含まれている。

 コグノスのCEO、ロブ・アッシュ氏は、9月5日に行われた電話会見で、「今回の買収により、アプリックスの約3,000社の顧客がわれわれの顧客として加わることになる。現在、2万社以上の顧客が当社の製品を利用しており、約3,500社が当社の財務業績管理ソフトウェアを利用している」と述べた。

 インフォテックのヒッカーネル氏は、今回の買収は、アプリックスの市場戦略にも合致していると語る。その戦略は、自社のソフトウェアの業績管理機能の対象を、財務データからオペレーション・データに広げようというものだ。

 同氏によると、コグノスはエンタープライズ・オペレーション・データ管理分野の大手ベンダーであり、アプリックスはコグノスの傘下に入ることで、その戦略を進めるための機会を手に入れようと考えたという。

 「コグノスのツールは、製造や電力などさまざまな業界で、オペレーション・データの分析に使われてきた」(同氏)

 アプリックスの買収により、コグノスとその顧客は、業績動向の分析をビジネス・オペレーションに役立てることができるだろう、と同氏は述べている。

(マリレン・ド・グスマン/Computerworld オンライン カナダ版)




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