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ビジネス・インテリジェンス

[国内]
SAPジャパン、ExcelをUIに利用するCPMソフトを販売開始

「現実のIT活用はOAの延長線上。それに沿った意思決定支援を提供する」

(2007年11月14日)

 SAPジャパンは11月13日、CPM(Corporate Performance Management:企業パフォーマンス管理)ソフト「SAP Business Planning and Consolidation 5.1(SAP BPC 5.1)」の日本語版を販売開始した。

 SAP BPC 5.1は、計画立案や予算編成、見込管理、連結管理などの経営管理業務の効率化を図るためのCPMソフトウェア。もともとは、ドイツSAPが5月に買収した米国アウトルックソフトが開発/販売していた製品で、今回がSAPとして提供する最初のバージョンとなる(関連記事)。

SAPジャパン シニアバイスプレジデント パートナー&マーケティング統括本部 安田誠氏

 発表に際し、SAPジャパンのシニアバイスプレジデントでパートナー&マーケティング統括本部の安田誠氏は、「現在のユーザー企業では、ERPを導入して業務の可視化は可能になったが、可視化で得られた情報を経営指標として有効活用する手段が十分ではない」とし、その手段の1つがCPMであるとSAP BPC 5.1を提供する背景を語った。

 SAP BPC 5.1の大きな特徴は、経理業務の担当者がデータ入力などを行う際のユーザー・インタフェース(UI)としてExcelを利用することを前提にしている点。SAPが独自に開発するインタフェースではなく、エンドユーザーが日常的に使い慣れたExcelを採用することで、エンドユーザーにとっての使いやすさを高めるとしている。

 同社のバイスプレジデントでストラテジック・インダストリー&ソリューション統括本部の桐井健之氏は、「現在のCFOには、収益の向上だけではなく、統制の整備も求められる。しかし、現実の経理・財務業務の形態は、Excelに依存するなど、いまだにOAの延長線上にある」とし、このCFOへの要求とIT活用の実態の間にあるギャップを埋めるのがSAP BPC 5.1であると同製品の意義を強調した。

SAPジャパン バイスプレジデント ストラテジック・インダストリー&ソリューション統括本部 桐井健之氏

 ExcelをSAP BPC 5.1のUIとして使う際には、機能拡張用のソフトウェアをクライアントPCに導入する。同社では、この拡張版のExcelは「BPC for Excel」と称している。桐井氏によれば、通常のExcelの問題は、大量データを扱うための拡張性と、適切な統制を実施するための管理性が不十分な点にあるという。BPC for Excelには、そうした点の補完も含めて機能拡張が施されている。

 BPC for Excelは、SAP BPC 5.1のデータベースとの連携が可能になっているほか、通常のExcel関数に加え、入力表やリポートを作成するための独自の関数も利用することができる。通常のExcelで作成した既存の帳票類はそのまま利用でき、独自関数によってマスタ情報とExcelフォームとの自動連動なども行うことができる。

 また、ExcelベースのUIに加え、SAP BPC 5.1にはWebポータル機能が備わっており、作成したリポートの公開・閲覧などをWebブラウザ上で行うことができる。このWebポータル上に、グラフや表を含めた表現で経営情報をリアルタイムに表示できるダッシュボードを作成することも可能になっている。

(大川 泰/Computerworld)




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