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【HP SOFTWARE UNIVERSE 2007 Barcelona】
HP、BTO戦略を強化――IT運用管理の自動化で顧客の“コスト”を“投資”に変える
積極的に事業を展開する、HPソフトウェア部門の“次なる一手”とは
(2007年12月18日)
BTOポートフォリオに旧Opswareの運用自動化ソフトを追加
今回のコンファレンスで同社が強調したのは、「ITの自動化」である。BTOを実現するためには、サーバの運用やクライアント管理などのITサービス/運用管理を自動化し、ヒューマン・エラーなどによるITトラブルのリスクを低減させる必要があるというわけだ。そしてそれを具現化する製品スイートとして発表されたのが、「Automated Operations 1.0」である。
Automated Operations 1.0は、HPが今年7月に買収したデータセンターの自動化関連製品ベンダー、米国Opswareの「Opsware Orchestrator」を基盤としたソフトウェア・スイートだ。Opsware Orchestratorは、複数のITシステム間のワークフロー連携やオーケストレーション(編成)を自動化するためのソフトウェアで、異なるシステム管理ツール間でのデータのやり取り、ITシステムの変更管理およびエンド・ツー・エンドのプロセス・リポート作成、変更作業によって派生した承認に関するコンプライアンス管理、ITILプロセスのサポートなどの機能を備えていた。
| 写真2:Automated Operations 1.0の説明を行ったシニア・バイスプレジデント兼BTOビジネス・テクノロジー部門ゼネラル・マネジャーのBen Horowitz氏は、米国OpswareでCEOを務めていた人物である |
発表に登壇した同社シニア・バイスプレジデント兼BTOビジネス・テクノロジー部門ゼネラル・マネジャーのベン・ホロヴィッツ(Ben Horowitz)氏(写真2)は、「近年IT化が進むに従い、ITシステムの管理は困難になっている。また企業では保有する情報量ばかりが肥大化し、蓄積された情報を経営層がビジネスに活用できていないという問題が起きている。この問題を解決するために必要なのが、ITの自動化だ」と語り、Automated Operations 1.0が同社のBTO戦略の“要”となることを強調した。
Horowitz氏によると、Automated Operations 1.0は、BTOの“運用”全体を網羅するソフトウェア・スイートだという。
「このスイートは、ITサービス管理(ITSM)、ビジネス・サービス管理(BSM)、ビジネス・サービス自動化(BSA)の3つのカテゴリーで構成されており、それぞれのカテゴリーにHPの旧OpenView製品群をはじめ、近年HPが買収したMercury、Peregrine、Opswareの製品群を最適な形で振り分けた」(Horowitz氏)
このうち「BSA」は、今回新たに発表されたカテゴリーである。Opswareデータセンター自動化ソフトウェアと、HPのクライアント/ストレージ自動化ソフトウェアを統合し、データセンターのネットワーク、サーバ、アプリケーション、ストレージからクライアントに至る、エンド・ツー・エンドでの自動化を実現しようというものだ。
情報の“ハブ”となる「HP UNIVERSAL CMDB」の活用で、ITの自動化を推進
BTOの運用部分で、もう1つ特徴的なのが「HP UNIVERSAL Configuration Management DataBase:HPユニバーサル構成管理データベース(HP UNIVERSAL CMDB)」の存在である(図1)。これはITSM、BSM、BSAに属するソフトウェアに格納されているIT構成情報の“データ共有スペース”であり、ここに蓄積されている情報を基に、各ソフトウェアとサードベンダーのアプリケーションどうしが情報をやり取りすることで、ITライフサイクルを確立させるというものだ。
| 図1:ユニバーサルCMDBを“核”にAutomated Operations 1.0を導入したBTO運用部分のワークフロー |
HPのソフトウェア部門アジア・パシフィックおよび日本地域のマーケティングを統括するダリル・ディッケンズ(Darryl Dickens)氏は、HP UNIVERSAL CMDBを、「IT自動化を促進するための情報のハブ」と表現する。Dickens氏によると、将来的にHP UNIVERSAL CMDBは運用部分だけでなく、「アプリケーション」部分や「戦略」部分に属する製品群とも連携し、それらの情報共有スペースとしても活用される予定だという。












