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[国内]
【ノークリサーチ調査】
ノークリサーチ「SaaSは今後5年で普及し、領域が広がった“XaaS”が登場する」
国内SaaS市場の実態と中期予測調査を報告
(2008年03月12日)
IT市場調査会社のノークリサーチは3月12日、同社が実施した2007年度国内SaaS(Software as a Service)市場調査の概要と、将来予測分析を発表した。同社は、SaaSが普及するには最低5年間のベンダー各社の助走期間が必要だが、市場規模は順調に拡大していくとの見解を示した。
ノークリサーチはSaaSの定義を、「ベンダーが所有するソフトウェアをユーザーがネットワーク経由で利用するサービスで、カスタマイズの実現度、ユーザビリティの高さ、マルチテナント技術の応用などの技術的裏づけから、従来のASPとは区別されるソフトウェアの提供形態」としている。
同社は、SaaS型ソフトウェア製品の価格にSaaSに伴うセットアップ、カスタマイズ、保守金額を含めて試算した結果、2007年の国内SaaS市場規模は、ソフトウェア/サービス市場全体の規模(8兆600億円)の0.5%(417億円)を占めたとしている。そして、2008年にはソフトウェア/サービス市場の1.0%(866億円)が、2012年に同市場の8.0%(7,746億円)がSaaSに置き換わっていくと同社は予測している。
| 国内IT市場におけるSaaS市場規模の推移予測(資料:ノークリサーチ) |
市場規模予測と併せて、ノークリサーチはSaaSの今後の進展についても言及した。同社によると、SaaSは将来的には「XaaS(X as a Service)」と表現される広義のサービス形態の登場を促し、その1分野となるという。同社はXaaSを、従来のホスティング・サービスに見られるサーバ・レンタル・サービスに加え、プラットフォーム、ストレージ、CPU処理能力など、さまざまな機能がインターネット経由のサービスとして展開されるモデルと定義している。
一方、SaaSの普及について同社は、特に、実績のあるパッケージ・ベンダー各社が、ユーザー企業が必要としている製品/サービスを順次、SaaSに対応させないことには順調な進展が望めないとしている。同社は普及に向けた主要な課題として、パッケージ・ベンダーが相対的に薄利多売型モデルであるSaaSへと自社のビジネス・モデルを変革するには相応の時間が要求されること、従来型のソフトウェアからSaaSへの移行に多額のコストと長期の開発期間がかかること、SaaSのセキュリティ面でのユーザー企業の心理的不安を解消する必要があることを挙げている。
こうした状況から、同社は、SaaS型ソフトウェアの普及には最低でも5年は要するが、大手パッケージ・ベンダーのビジネス・モデル変革などが進んでいくことで、上述したようなXaaS市場へと発展していくと見ている。
| SaaSのロードマップ(資料:ノークリサーチ) |
(Computerworld.jp)
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