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[米国]
アイオメガ、EMCの買収提案を拒否――ストレージ2社との事業統合を推進
EMC側は失望したとコメント
(2008年03月12日)
米国EMCから買収提案を受けたIomegaは3月10日に取締役会議を開き、買収提案を拒否することを決めた。Iomegaは現在、ストレージ・ベンダー2社との事業統合計画を進めており、EMCよりもこちらのほうを選んだことになる。
Iomegaの幹部によると、同社の取締役会は10日、EMCの一方的な買収提案を拒否することを全会一致で可決した。ただし、この幹部はEMCの買収提案に関する詳細についてコメントを拒否している。一部メディアの報道では、EMCが提示した買収額は1株当たり3ドル25セント、すなわち約1億7,800万ドルとされている。
Iomegaが株式交換による事業統合を進めているのは、ケイマン諸島のExcelstor Great Wall Technologyと中国のShenzhen Excelstor Technologyの2社。この計画は今年半ばに完了する見込みだ。
Iomegaの社長兼COO(最高執行責任者)であるトーマス・カンパー(Thomas Kamper)氏は昨年12月、交渉中の2社を獲得すればIomegaの年間売上高は約3億ドルから11億ドルへと一気に4倍弱になると語っている。
Iomegaはこれまで、小・中規模企業向けに、各種のリムーバブル・データ・ストレージ・デバイス、NAS(Network Attached Storage)、データ・リカバリ製品などを提供してきた。
また同社は、EMCのバックアップ/リカバリ・ソフト「Retrospect」を自社のストレージ製品に組み込んでいる。Iomegaは今年1月、EMCのスモール・オフィス/ホーム・ユーザー向けOEMソフト「LifeLine」を用いて、ネットワーク・デバイス全体のデジタル・ファイルの集中管理と保護を行うことを明らかにしている。
Iomegaの買収提案拒否を受け、EMCは遺憾の意を表した。「Iomegaの買収に向けた動きは、当社のSMB(中小規模ビジネス)市場への進出と軌を一にしている。われわれは納得できる提案をしたと信じており、彼らの決定に失望している」(EMCの広報担当者)
EMCはここ数カ月の間に、米国Berkeley Data Systemsと同社のホステッド・バックアップ・サービス「Mozy」、さらにクラウド・コンピューティングの新興企業である米国Piを買収した。さらに今後は、EMCの会長兼CEOであるジョー・トゥッチ(Joseph Tucci)氏の意向もあり、コンシューマー・ベースのテクノロジーを自社製品ラインに追加することを考えているようだ。
(Brian Fonseca/Computerworld オンライン米国版)
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