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[米国]
Webアプリ開発フレームワーク「Ruby on Rails」の新版が今週末リリースへ
キャッシング機能強化やRubyGems改善がメイン
(2008年05月28日)
オープンソースのWebアプリケーション開発フレームワーク「Ruby on Rails」の開発者デビッド・ハイネマイヤー・ハンソン(David Heinemeier Hansson)氏は5月27日、同フレームワークの最新版「Ruby on Rails 2.1」を今週末にリリースする予定であることを明らかにした。
Hansson氏によると、5月29日から6月1日まで米国オレゴン州ポートランドで開催されるコンファレンス「RailsConf 2008」の会期中に、Ruby on Rails 2.1をリリースする予定だという。
Ruby on Rails 2.1には、キャッシング機能の強化、アプリケーションのタイムゾーン設定、パッケージ管理ツール「RubyGems」に関する拡張機能の改善などが盛り込まれる予定だ。なお、現在配布されている「Ruby on Rails 2.1 RC版」では、Memcacheプラットフォームとの統合強化などが施されている。
現在のバージョンに備わっているRubyGemsは、新しいマシンにアプリケーションをインストールする際、gemコマンドを処理する適切なバージョンのライブラリが見つからないという課題があった。しかし、Ruby on Rails 2.1ではこの問題が修正されているという。
また、Ruby on Rails 2.1では、タイムゾーンの設定も可能になっている。これは、複数のタイムゾーンで働く人々が、Webアプリケーションを利用するようになったことが背景にある。
Hansson氏は、Rails 2.1にさまざまな観点から改良が加えられたことについて、「多くの開発者がプラットフォームを検証し、その結果を盛り込むことができるオープンソース開発プロセスのたまものだ」と述べた。
同氏は、RailsConf 2008の基調講演で、「Ruby on Railsがもたらす生産性の向上」について、多くの時間を割く予定だ。同氏は、「Ruby on Railsを利用すれば、開発者は1日14時間労働から解放される」と主張する。
「開発者による設定よりも“慣例”を重視しているという点で、RailsのほうがJavaやC#などの言語よりもすぐれていると言える。Railsの場合、大量のXMLファイルを設定しなくても、デフォルト設定の一部を自分のアプリケーションに適用させて変更するだけで済む」(Hansson氏)
しかし、その一方でHansson氏は、拡張性への批判があることも認めたうえで、以下のように反論している。
「批判は真摯に受け止めるが、新しいプラットフォームには批判が付きものだ。CやJavaが登場したときも、アセンブリ言語などと比べて(実行速度が)遅すぎるといった声が多数上がった。われわれは5年前からRuby on Railsを使っており、多くの組織が数十億件のページビューに対応してフレームワークを拡張している。拡張性の問題に直面しているRailsサイトもあるかもしれないが、それがRailsの欠点が原因であるとはかぎらない」
(Paul Krill/InfoWorld米国版)
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