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[米国]
【Forrester調査】
Vista利用は11台中1台以下――企業の導入実態をフォレスターが調査
Windows 98/2000からのアップグレードでの利用が大多数
(2008年07月25日)
米国Forrester Researchは7月24日、企業のデスクトップ環境に関する調査リポートを発表した。それによると、大規模企業で使われているPCのうちWindows Vistaを搭載しているものは、11台中1台以下の利用台数にすぎないという。
調査対象の企業ユーザーは5万人だが、今年6月末の時点でそのうち87.1%がまだWindows XPを使用しており、Windows Vistaを使用しているのは8.8%だけであった。調査リポートを執筆したThomas Mendel(トーマス・メンデル)氏によると、こうした結果は、Windows Vistaを搭載しているPCの大多数が、Windows 98/2000などのより古いバージョンからのアップグレードであることを示唆しているという。
また、「Vistaは“新コーク”と同じだ」とMendel氏は記述している。味を変えたコカ・コーラに消費者はついてこなかった。米国Microsoftの旗艦OSであるWindows Vistaの現状は、こうしたコークの状況に非常に似ているというわけだ。現在でもWindows Vistaの導入を迷っている企業は、Microsoftの重要なパートナーである米国Intelの動きを参考にして、Windows Vista導入のメリットを再検討すべきだと、Mendel氏は述べている。
Microsoftによると、PCベンダーとエンドユーザーに販売したWindows Vistaのライセンス数は、発売から18カ月間で1億8,000万件に達しているという。Mendel氏は、大企業でWindows Vistaの導入が進んでいないとしているが、Windows Vistaの利用率はそれでもMacの約2倍に及ぶ。ちなみにMacの利用率は、今年1月の3.7%から6月には4.5%に増加した。その80%は、Intel製CPUを搭載したMacである。
なお、Linuxの利用率は、今年1月に1.8%だったのが6月には0.5%へと大幅にダウンしている。
結果として企業向けアプリケーション開発者は、Windows XPとVista向けのアプリケーションを開発するだけでよい状況となっている。Mendel氏は、利用者の多い一部の分野を除いて、Macのことは念頭に置く必要がないとしている。
Forresterは、ユーザーが使用しているWebブラウザについても同時に調査している。その結果、6月末時点で「Firefox」を利用しているユーザーの割合は19.4%で、今年1月の16.8%より増加している。一方、Microsoftの「Internet Explorer(IE)」の利用率は77.6%で、1月の79.1%から若干減少している。
Mendel氏はアプリケーション開発者へのアドバイスとして、「少なくとも、IEだけでなくFirefoxでもアプリケーションがきちんと動くようにすることが不可欠だ」と記述している。
なお、AppleのWebブラウザ「Safari」の利用率はわずか2.4%であった。
一方、企業内におけるFlash PlayerとJavaの利用率はともに100%に近いと、調査リポートには記されている。Flash Playerのバージョン9は、デスクトップの97%、Javaに至っては99.9%で利用されているという。だが、開発者がアプリケーションをFlashエレメントだらけにしようとするのはやめるべきだとしている。
また、ディスプレイの多様化や画面サイズの拡大が続いているものの、Forresterの調査によると、企業ユーザーでは、15〜17インチ型ディスプレイ(解像度1024×768)の利用率が最も多く全体の34.1%を占めている。これに対し、17〜19インチ型ディスプレイ(解像度1280×1024)は、2番目に多い25.2%の利用率だった。
(Eric Lai/Computerworld米国版)
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