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[特集]Webブラウザ
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[米国]
AOL、「Netscape 8」のベータ版をリリース
(2005年03月04日)
米アメリカ・オンライン(AOL)は3月3日、予定より遅れたが、Webサーフィンの安全度を高める機能を備えた新しいWebブラウザ「Netscape 8」の初の公開ベータ版(v8.0 BETA)をリリースした。http://browser.netscape.com/のサイトからダウンロードできる。
この公開試用版のリリースは、当初は2月中旬に予定されていたが、いくつかのバグ修正のために延期されていた。これは、昨年11月に一部テスターだけに公開されていたプレビュー版とは大幅に異なるものになっている。
Netscape 8ベータ版のリリースによって、AOLは、現在最も広く使われているがセキュリティ脆弱性が多数指摘されてきたマイクロソフトのWebブラウザ「Internet Explorer (IE)」に照準を合わせているほか、11月にリリースされたオープンソースのWebブラウザ「FireFox」の人気を追い風にすることも期待している。Firefoxが昨年11月にリリースされて以来のダウンロード数は、2700万コピーを超えている。
Netscape 8ブラウザには、Webサーフィン中のユーザーの安全度を高め、オンライン詐欺や悪意のコード(ワームなど)の被害を回避させるのに役立つ機能が含まれている。たとえば、 同ブラウザは、いわゆる「フィッシング詐欺」からユーザーを守るために、既知の悪意のWebサイトのリストに基づいて設定を調節する。一方、信頼されるWebサイトは表示する制約を少なくし、IEのレンダリング・エンジンを使用して互換性を最大にする。
IEはWindowsの一部となっており、Webユーザーのほとんどが利用しているため、Webサイトの多くはIEできちんと表示されるように設計されており、GeckoやFirefoxを含む他のブラウザのレンダリング・エンジンでは表示がうまくいかないことがある。たとえば、映画サイト Movielink.com はFirefoxではうまく表示できない。
Netscape 8はFirefoxをベースにしており、デフォルト設定ではFirefoxのレンダリング・エンジンを使用するが、IEブラウザのエンジンもサポートしている。NetscapeブラウザにはIEのエンジンは含まれておらず、Windowsに含まれているものを使用する。したがって、Netscape 8が機能するのはWindowsを稼働しているマシン上だけである。
Netscapeは、Webの黎明期には最も広く使われているWebブラウザだったが、マイクロソフトが1990年代中旬にIEを投入した後、主流の座から追いやられてしまった。そのNetcapeブラウザに、AOLは新たな命を吹き込もうとしている。Netscape 8の最終(完成)バージョンは今年第2四半期にリリースされる見込みであり、それはAOLのいくつかのマーケティング活動によって後押しされる、と同社の計画に詳しい情報筋は述べている。
(As reported by Joris Evers, IDG News Service 03/03/2005)

